【火山情報】

2019年12月27日16時20分 発表

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 本日(27日)実施した気象庁機動調査班(JMA-MOT)の現地調査結果をお知らせします。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、昨日(26日)12時頃から火口直下を震源とする火山性地震が一時的に増加しました。
 
 本日(27日)気象庁機動調査班(JMA-MOT)が新湯温泉付近から実施した現地調査では、火口西側斜面の割れ目下方付近で、引き続き地熱域を確認しましたが、これまでの観測と比較して特段の変化は認められませんでした。また、山麓で実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は検出限界未満(前回12月12日、検出限界未満)でした。
 
 噴煙の状況や傾斜計の観測データに特段の変化は認められません。
 
 12月25日からの火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
           火山性地震
 25日          3回
 26日         16回
 27日16時まで     4回
   
 新燃岳では、火山活動に高まりが認められますので、今後の情報に注意してください。

【防災上の警戒事項等】
 活火山であることから、新燃岳火口内及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、30日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。