2020年01月31日16時00分 発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
1月27日から31日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。
【火山活動の状況】
新燃岳では、1月2日に火口直下を震源とする火山性地震が増加しましたが、その後は概ね少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
1月27日からの火口直下を震源とする火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震
1月27日 0回
28日 0回
29日 0回
30日 5回
31日15時まで 5回
傾斜計等の地殻変動観測データに特段の変化は認められません。
監視カメラによる観測では、噴煙の状況に特段の変化は認められません。
【防災上の警戒事項等】
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、2月3日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。