【火山情報】

2020年09月07日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 9月4日から7日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、火山活動のわずかに高まった状態が継続しています。
 
 火口直下を震源とする火山性地震は、少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。

 新燃岳火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上50mまで上がりました。
 
 火山性地震の回数は2019年11月以降増減を繰り返しています。また、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量の増加や、火口西側斜面の割れ目において噴気や地熱域が認められるなど、火山活動がわずかに高まった状態となっています。今後の火山情報に注意してください。
 
 火口直下を震源とする火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 また、台風第10号の影響により、本日(7日)朝から15時頃にかけて、一部の観測点で停電が発生していました。このため、地震の発生回数が少なく計数されている可能性があります。
 
            火山性地震
  9月 4日        4回
     5日        2回
     6日        1回
     7日15時まで   0回

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、11日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2020年09月07日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 9月4日から7日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、活発な噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、噴火が6回発生しました。噴煙は最高で火口縁上1700mまで上がりました。噴火に伴う大きな噴石は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が発生しました。
 
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給、蓄積が継続しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量がやや多い状態が続いていることから、南岳山頂火口を中心に、噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
           火山性地震 火山性微動  爆発
  9月 4日       1回    0回  0回
     5日      14回   14回  0回
     6日       3回    0回  0回
     7日15時まで  0回    0回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、11日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【気象警報・注意報】門川町

2020年09月07日13時13分 発表
波浪注意報が発表されました。
波浪警報が解除されました。

【門川町】
 強風注意報
 波浪注意報

【風】
 注意期間: 7日夕方まで
 南の風
  陸上12メートル
  海上15メートル
【波】
 注意期間: 8日明け方まで
 ピークは7日昼過ぎ
 波高5メートル
 うねりに注意