【火山情報】

2021年03月08日16時00分 発表

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 えびの高原(硫黄山)周辺では、本日(8日)実施した現地調査では、硫黄山西側500m付近での硫黄の燃焼が止まっていることを確認しました。

【火山活動の状況】
 硫黄山の西側500m付近で3日に確認された硫黄の燃焼は、本日(8日)実施した現地調査で、止まっていることを確認しました。

 硫黄山では、GNSS連続観測で山体浅部の膨張を示すわずかな伸びの傾向が認められるなど、中長期的に火山活動の緩やかな高まりが認められますが、短期的に、火山性地震の増加や傾斜変動は認められておらず、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は見られません。

【防災上の警戒事項等】
 現在活発な噴気活動がみられている硫黄山の西側500mの噴気地帯から概ね100mの範囲、及び硫黄山火口内では、熱水・熱泥等が飛散する可能性がありますので注意してください。また、火山ガスにも注意してください。地元自治体等が行う立ち入り規制に従うとともに、火口周辺や噴気孔の近くには留まらないでください。

 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2021年03月08日16時00分 発表

 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和3年2月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

【火山活動の状況】
 警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません(令和3年3月8日14時現在)。
 口永良部島では、28日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました。
 薩摩硫黄島では、3月8日(期間外)に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)を切り替え、警戒が必要な範囲を、これまでの硫黄岳火口中心から概ね1kmから、概ね0.5kmに変更しました。
 浅間山では、5日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
 霧島山(新燃岳)では、3月1日(期間外)に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。

【防災上の警戒事項等】