2022年03月27日15時00分 発表
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
新燃岳では火口直下を震源とする火山性地震が更に増加しています。火山活動が次第に高まってきており、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げる可能性があります。今後の火山情報等に注意してください。
【火山活動の状況】
新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震が更に増加しており、火山活動が次第に高まってきています。火山性地震は本日(27日)14時台に入り前24時間で16回発生しました。
3月25日からの火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震
3月25日 7回
26日 8回
27日15時まで 13回
GNSS連続観測では、昨年(2021年)12月頃から、霧島山を挟む一部の基線において、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
なお、明日(28日)、気象庁機動調査班(JMA-MOT)による現地調査を実施する予定です。調査結果については、改めてお知らせします。
火山活動がさらに活発化する可能性がありますので、今後の火山情報等に注意してください。
【防災上の警戒事項等】
活火山であることから、新燃岳火口内、火口縁及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、28日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。