【火山情報】

2019年05月14日16時00分 発表

 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(平成31年4月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

【火山活動の状況】
 警報・予報事項に変更のあった火山は以下の通りです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません。
 吾妻山では、火口から概ね1.5kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなっていると判断したため、22日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。その後、火山活動の活発化が再び認められたことから、5月9日(期間外)に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
 阿蘇山では、今後、小規模な噴火が発生するおそれがあると判断したため、14日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
 草津白根山(本白根山)では、火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなっていると判断したため、5日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)では、えびの高原の硫黄山周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなっていると判断したため、18日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
 霧島山(新燃岳)では、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められなくなったと判断したため、5日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)へ引き下げました。

【防災上の警戒事項等】