2020年02月10日08時00分 発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
本日(10日)01時26分に南岳山頂火口で爆発が発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴石が、およそ1800m(3合目)まで飛散しました。
【火山活動の状況】
南岳山頂火口では、本日(10日)01時26分に爆発が発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴石が、南岳山頂火口より南東方向に、最大でおよそ1800m(3合目)まで飛散しました。噴煙は火口縁上1400mまで上がりました。
弾道を描いて飛散する大きな噴石が3合目に達したのは、2016年2月5日の昭和火口での噴火(昭和火口より1300mから1800m)以来です。
南岳山頂火口では、活発な噴火活動が続いていますので、今後の情報に留意してください。
【防災上の警戒事項等】
南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、10日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。