【火山情報】

2025年04月30日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月28日から30日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬頃から増減を繰り返しており、23日から26日にかけて増加しました。前10日間の地震回数は非常に多い状態で経過しています。今期間、火山性微動は観測されませんでした。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上20mまで上がりました。新燃岳西側斜面の割れ目では、本日(30日)午前中、一時的に噴気が観測され、最高で10mまで上がりました。この領域で噴気が確認されたのは、2024年12月14日以来です。
 
 本日新湯温泉付近から実施した現地調査では、新燃岳西側斜面の割れ目付近のわずかな地熱域の分布は、前回(24日)観測と比較して、特段の変化は認められませんでした。
 
 新燃岳周辺の複数の傾斜計では、22日から26日にかけて北西上がりの緩やかな傾斜変動が観測されましたが、その後は特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳では地震回数が非常に多い状態で経過しており、GNSS連続観測では地下の膨張を示すと考えられる変化が認められていることから、引き続き新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様の爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、5月2日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年04月28日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月25日から28日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬頃から増減を繰り返しており、23日から再び増加しています。前10日間の地震回数は非常に多い状態で経過しています。27日に継続時間の長い火山性微動が発生しました。新燃岳で火山性微動が発生したのは4月14日以来です。なお、この火山性微動に伴う傾斜変動は、認められませんでした。
 
 新燃岳周辺の複数の傾斜計では、22日から26日にかけて、北西上がりの緩やかな傾斜変動が観測されました。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上20mまで上がりました。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳では地震回数が非常に多い状態で経過しており、GNSS連続観測では地下の膨張を示すと考えられる変化が認められていることから、引き続き新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様の爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、30日(水)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年04月28日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月25日から28日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。また、同火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 昭和火口では、噴火及び火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む基線で長期にわたり姶良カルデラの地下深部の膨張を示す緩やかな伸びがみられています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態であることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震  爆発
   4月25日        0回  0回
     26日        0回  0回
     27日        2回  0回
     28日15時まで   0回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、5月2日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【気象警報・注意報】串間市

2025年04月28日04時43分 発表
強風注意報が発表されました。
波浪注意報が発表されました。

【串間市】
 強風注意報
 波浪注意報

【風】
 注意期間: 28日昼前から28日夕方まで
 北の風
  海上15メートル
【波】
 注意期間: 28日昼前から28日夜のはじめ頃まで
 波高2.5メートル