【火山情報】

2025年08月27日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 桜島では、山体膨張を示す地殻変動が観測されています。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。また、風下側では降灰に注意が必要です。

【火山活動の状況】
 桜島では、山体が膨張した状態で経過しています。
 
 南岳山頂火口では、昨日(26日)から本日(27日)15時までに噴火が1回発生し、噴煙は火口縁上1700mまで上がりました。また、同火口では夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 昭和火口では、噴火及び火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。
 
 南岳山頂火口または昭和火口において、現在みられている山体膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、桜島島内を中心に多量の降灰を伴う可能性があります。降灰や小さな噴石の落下が予想される範囲は、気象庁から発表される降灰予報を活用ください。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、28日(木)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年08月26日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 桜島では、山体膨張を示す地殻変動が観測されています。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。また、風下側では降灰に注意が必要です。

【火山活動の状況】
 桜島では、山体が膨張した状態で経過しています。
 
 南岳山頂火口では、昨日(25日)から本日(26日)15時までに噴火が2回発生し、噴煙は最高で火口縁上2200mまで上がりました。また、同火口では夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 昭和火口では、噴火及び火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。
 
 南岳山頂火口または昭和火口において、現在みられている山体膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、桜島島内を中心に多量の降灰を伴う可能性があります。降灰や小さな噴石の落下が予想される範囲は、気象庁から発表される降灰予報を活用ください。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、27日(水)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年08月25日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 8月22日から25日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳火口では、今期間噴火は観測されていません。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の白色噴煙は、最高で火口縁上1300mまで上がりました。新燃岳西側斜面の割れ目では、噴気が最高で10mまで上がりました。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、期間中は多い状態で経過しています。火山性微動は、16日以降観測されていません。
 
 新燃岳周辺の傾斜計では、新燃岳の地下の膨張を示すような特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められていましたが、7月上旬頃からは停滞しています。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、29日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年08月25日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 8月22日から25日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。桜島では、山体膨張を示す地殻変動が観測されています。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。また、風下側では降灰に注意が必要です。

【火山活動の状況】
 桜島では、活発な噴火活動が続いています。
 
 19日16時頃から観測されている山体膨張は、21日未明から明け方にかけてわずかに収縮しましたが、再び膨張に転じ、その後も膨張は続いています。
 
 南岳山頂火口では、期間中噴火が7回発生し、うち1回が爆発でした。噴煙は最高で火口縁上2200mまで上がりました。
 
 昭和火口では、噴火は観測されていません。
 
 両火口では、火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。主に噴火に伴う火山性微動が発生しました。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む基線で長期にわたり姶良カルデラの地下深部の膨張を示す緩やかな伸びがみられています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態であることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。また、南岳山頂火口または昭和火口において、現在みられている山体膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、桜島島内を中心に多量の降灰を伴う可能性があります。降灰や小さな噴石の落下が予想される範囲は、気象庁から発表される降灰予報を活用ください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震   爆発
   8月22日       22回   1回
     23日        5回   0回
     24日        4回   0回
     25日15時まで   5回   0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、26日(火)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年08月24日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 桜島では、山体膨張を示す地殻変動が観測されています。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。また、風下側では降灰に注意が必要です。

【火山活動の状況】
 19日16時頃から観測されている山体膨張は、21日未明から明け方にかけてわずかに収縮しましたが、再び膨張に転じ、その後も続いています。
 
 南岳山頂火口では、昨日(23日)から本日(24日)15時までに噴火が3回発生し、噴煙は最高で火口縁上1300mまで上がりました。
 
 昭和火口では、噴火は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。
 
 南岳山頂火口または昭和火口において、現在みられている山体膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、桜島島内を中心に多量の降灰を伴う可能性があります。降灰や小さな噴石の落下が予想される範囲は、気象庁から発表される降灰予報を活用ください。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、25日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年08月23日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 桜島では、山体膨張を示す地殻変動が観測されています。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。また、風下側では降灰に注意が必要です。

【火山活動の状況】
 19日16時頃から観測されている山体膨張は、21日未明から明け方にかけてわずかに収縮しましたが、再び膨張に転じ、その後も続いています。
 
 南岳山頂火口では、昨日(22日)噴火が2回発生し、うち1回が爆発でした。噴煙は最高で火口縁上1700mまで上がりました。
 
 昭和火口では、噴火は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。
 
 南岳山頂火口または昭和火口において、現在みられている山体膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、桜島島内を中心に多量の降灰を伴う可能性があります。降灰や小さな噴石の落下が予想される範囲は、気象庁から発表される降灰予報を活用ください。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、24日(日)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年08月22日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 8月18日から22日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳火口では、今期間噴火は観測されていません。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の白色噴煙は、最高で火口縁上1600mまで上がりました。新燃岳西側斜面の割れ目では、噴気が最高で50mまで上がりました。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、期間中は多い状態で経過しています。火山性微動は、16日以降観測されていません。
 
 新燃岳周辺の傾斜計では、新燃岳の地下の膨張を示すような特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められていましたが、7月上旬頃からは停滞しています。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、25日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年08月22日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 8月18日から22日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。桜島では、山体膨張を示す地殻変動が観測されています。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。また、風下側では降灰に注意が必要です。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 19日16時頃から観測されている山体膨張は、昨日(21日)未明から明け方にかけてわずかに収縮しましたが、再び膨張に転じ、その後も続いています。
 
 南岳山頂火口では、本日(22日)噴火が2回発生し、うち1回が爆発でした。噴煙は最高で火口縁上1700mまで上がりました。また、同火口では夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 昭和火口では、噴火及び火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。主に噴火に伴う火山性微動が発生しました。
 
 20日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり3300トン(前回4日、2400トン)と非常に多い状態でした。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む基線で長期にわたり姶良カルデラの地下深部の膨張を示す緩やかな伸びがみられています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態であることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。また、南岳山頂火口または昭和火口において、現在みられている山体膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、桜島島内を中心に多量の降灰を伴う可能性があります。降灰や小さな噴石の落下が予想される範囲は、気象庁から発表される降灰予報を活用ください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震   爆発
   8月18日        4回   0回
     19日        6回   0回
     20日       24回   0回
     21日       11回   0回
     22日15時まで  17回   1回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、23日(土)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年08月21日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 桜島では、山体膨張を示す地殻変動が観測されています。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。また、風下側では降灰に注意が必要です。

【火山活動の状況】
 昨日(20日)から本日(21日)明け方にかけて、南岳山頂火口ではごく小規模な噴火が時々発生しています。昭和火口では噴火は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。
 
 昨日実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり3300トン(前回4日、2400トン)と非常に多い状態でした。
 
 19日16時頃から観測されていた山体膨張は、本日未明から明け方にかけてわずかに収縮しましたが、依然として膨張した状態を維持しています。南岳山頂火口または昭和火口において、この山体膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、桜島島内を中心に多量の降灰を伴う可能性があります。降灰や小さな噴石の落下が予想される範囲は、気象庁から発表される降灰予報を活用ください。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、22日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年08月20日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 桜島では、山体膨張を示す地殻変動が観測されています。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。また、風下側では降灰に注意が必要です。

【火山活動の状況】
 桜島では、昨日(19日)16時頃から島内の傾斜計及び伸縮計で、山体の膨張を示す地殻変動が観測されています。
 
 本日(20日)は、南岳山頂火口でごく小規模な噴火が時々発生しています。昭和火口では噴火は観測されていません。
 
 南岳山頂火口または昭和火口において、この山体膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、桜島島内を中心に多量の降灰を伴う可能性があります。降灰や小さな噴石の落下が予想される範囲は、気象庁から発表される降灰予報を活用ください。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、21日(木)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。