【火山情報】

2020年05月22日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 5月18日から22日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震は、20日から増加して多い状態で経過しています。
 
 噴煙や地殻変動の状況に、特段の変化はみられていません。
 
 火山性地震の回数は増減を繰り返しています。また、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量の増加や、火口西側斜面の割れ目において噴気や地熱域が認められるなど、火山活動が高まった状態となっています。今後の情報に留意してください。
 
 18日からの火口直下を震源とする火山性地震の回数は以下のとおりです。火山性微動は観測されていません。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
              火山性地震
   5月18日         0回
     19日         0回
     20日        11回
     21日        70回
     22日15時まで   73回

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、25日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2020年05月22日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月18日から22日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、活発な噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、噴火が9回発生し、このうち7回が爆発でした。噴煙は最高で火口縁上2800mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で5合目(南岳山頂火口より1000mから1300m)まで達しました。また、同火口では、18日の明け方に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は噴火に伴って発生しています。
 
 桜島では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量が多い状態であることや、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給が継続していることから、今後も噴火活動が継続する可能性があります。
 
 18日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
           火山性地震 火山性微動   爆発
  5月18日       6回    0回   1回
    19日       7回    0回   2回
    20日      16回    2回   2回
    21日       9回    1回   1回
    22日15時まで  1回    0回   1回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、25日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2020年05月18日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 5月15日から18日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震は、少ない状態で経過しています。
 
 噴煙や地殻変動の状況に、特段の変化はみられていません。
 
 火山性地震の回数が増減を繰り返しています。また、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量の増加や、火口西側斜面の割れ目において噴気や地熱域が認められるなど、火山活動が高まった状態となっています。今後の情報に留意してください。
 
 15日からの火口直下を震源とする火山性地震の回数は以下のとおりです。火山性微動は観測されていません。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
              火山性地震
   5月15日         3回
     16日         0回
     17日         0回
     18日15時まで    0回

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、22日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2020年05月18日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月15日から18日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、活発な噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、爆発が4回発生しました。噴煙は最高で火口縁上2000mまで上がり雲に入りました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で7合目(南岳山頂火口より600mから900m)まで達しました。また、同火口では、高感度の監視カメラで夜間に火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。振幅の小さな火山性微動が時々発生しました。
 
 桜島では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量が多い状態であることや、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給が継続していることから、今後も噴火活動が継続する可能性があります。
 
 15日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
           火山性地震 火山性微動   爆発
  5月15日       4回    0回   0回
    16日       5回    3回   1回
    17日       6回    0回   2回
    18日15時まで  4回    0回   1回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、22日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2020年05月15日16時10分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月11日から15日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、活発な噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、噴火が7回発生し、このうち6回が爆発でした。噴煙は最高で火口縁上2200mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で6合目(南岳山頂火口より800mから1100m)まで達しました。また、同火口では、高感度の監視カメラで夜間に火映を観測しました。

12日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり2700トン(前回5月7日、2300トン)と多い状態でした。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は噴火に伴って発生しています。

 桜島では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量が多い状態であることや、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給が継続していることから、今後も噴火活動が継続する可能性があります。
 
 11日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
          火山性地震 火山性微動   爆発
  5月11日       7回    0回   3回
    12日       8回    0回   1回
    13日       7回    0回   1回
    14日       6回    0回   1回
    15日15時まで  4回    0回   0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、18日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2020年05月15日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 5月11日から15日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震は、少ない状態で経過しています。
 
 噴煙や地殻変動の状況に、特段の変化はみられていません。
 
 火山性地震の回数が増減を繰り返しています。また、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量の増加や、火口西側斜面の割れ目において噴気や地熱域が認められるなど、火山活動が高まった状態となっています。今後の情報に留意してください。
 
 11日からの火口直下を震源とする火山性地震の回数は以下のとおりです。火山性微動は観測されていません。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
              火山性地震
   5月11日         0回
     12日         2回
     13日         2回
     14日         1回
     15日15時まで    0回

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、18日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2020年05月13日16時00分 発表

 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和2年4月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

【火山活動の状況】
 警報・予報事項に変更のあった火山はありません。

【防災上の警戒事項等】

【火山情報】

2020年05月11日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 5月8日から11日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震は、今期間少ない状態で経過しています。

 噴煙や地殻変動の状況に、特段の変化はみられていません。

 火山性地震の回数が増減を繰り返しています。また、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量の増加や、火口西側斜面の割れ目において噴気や地熱域が認められるなど、火山活動が高まった状態となっています。今後の情報に留意してください。

 8日からの火口直下を震源とする火山性地震の回数は以下のとおりです。火山性微動は観測されていません。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

              火山性地震
   5月 8日         3回
      9日         4回
     10日         1回
     11日15時まで    0回

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、15日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2020年05月11日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月8日から11日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、活発な噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、噴火が5回発生し、このうち3回が爆発でした。このうち9日05時31分の爆発では、噴煙は火口縁上4200mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石は7合目(南岳山頂火口より600mから900m)まで達しました。南岳山頂火口の噴火で噴煙が火口縁上4000m以上まで上がったのは、2019年11月8日の爆発(火口縁上5500m)以来です。また、同火口では、高感度の監視カメラで夜間に火映を観測しました。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は噴火に伴って発生しています。
 
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計では、山体の隆起・膨張を示すゆるやかな変動がみられています。また、GNSS連続観測では、2019年9月頃から桜島島内の基線のわずかな伸びが認められています。これらのことから、桜島では今後も噴火活動が継続する可能性があります。
 
 8日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
          火山性地震 火山性微動   爆発
  5月 8日       6回    4回   0回
     9日       9回    5回   2回
    10日       3回    0回   1回
    11日15時まで  0回    0回   0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、15日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2020年05月08日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 5月4日から8日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震の回数が増減を繰り返しており、今期間は概ね少ない状態で経過しています。
 
 新燃岳では、火山性地震は増減を繰り返し、火山ガス(二酸化硫黄)の放出や、火口西側斜面の割れ目において噴気や地熱域が継続して認められるなど、火山活動が高まった状態となっていることから、今後の情報に留意してください。
 
 4日からの火口直下を震源とする火山性地震の回数は以下のとおりです。火山性微動は観測されていません。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
              火山性地震
   5月 4日         1回
      5日         5回
      6日        30回
      7日        11回
      8日15時まで    0回

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、11日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。