2020年04月08日16時00分 発表
本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和2年3月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。
【火山活動の状況】
警報・予報事項に変更のあった火山はありません。
【防災上の警戒事項等】
2020年04月08日16時00分 発表
本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和2年3月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。
【火山活動の状況】
警報・予報事項に変更のあった火山はありません。
【防災上の警戒事項等】
2020年04月06日16時00分 発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
4月3日から6日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。
【火山活動の状況】
新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震の回数が増減を繰り返しており、4月1日以降は概ね少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
火口西側斜面の割れ目からの噴気及び新燃岳火口からの噴煙の状況に、特段の変化は認められていません。
新燃岳近傍の傾斜計では、火山活動に伴う特段の地殻変動は観測されていません。
3日からの火口直下を震源とする火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動
4月3日 7回 0回
4日 4回 0回
5日 0回 0回
6日15時まで 2回 0回
新燃岳では、火山性地震の回数は増減を繰り返しており、火口西側斜面の割れ目において噴気や地熱域が継続して認められるなど、火山活動が高まった状態となっていることから、今後の情報に留意してください。
【防災上の警戒事項等】
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、10日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
2020年04月06日16時00分 発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
4月3日から6日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。
【火山活動の状況】
桜島では、活発な噴火活動が続いています。
南岳山頂火口では、噴火が15回発生し、このうち4日15時58分の噴火は爆発でした。期間中の最高噴煙高度は4日16時21分の噴火で火口縁上3800mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で7合目(南岳山頂火口より600mから900m)まで達しました。また、同火口では、高感度の監視カメラで期間を通じて夜間に火映を観測しました。
火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が発生しました。
3日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動 爆発
4月3日 7回 7回 0回
4日 8回 7回 1回
5日 19回 9回 0回
6日15時まで 1回 0回 0回
島内に設置している傾斜計及び伸縮計では、山体の隆起・膨張を示すゆるやかな変動がみられています。また、GNSS連続観測では、2019年9月頃から桜島島内の基線のわずかな伸びが認められています。これらのことから、桜島では今後も噴火活動が継続する可能性があります。
【防災上の警戒事項等】
南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、10日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
2020年04月03日16時00分 発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
3月30日から4月3日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。
【火山活動の状況】
新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震の回数が2019年11月以降増減を繰り返しており、3月23日から概ね多い状態でしたが、4月1日以降、やや減少しています。火山性微動は観測されていません。
火口西側斜面の割れ目からの噴気が引き続き確認されています。新燃岳火口からの噴煙の状況に、特段の変化は認められていません。
新燃岳近傍の傾斜計では、火山活動に伴う特段の地殻変動は観測されていません。
3月30日からの火口直下を震源とする火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動
3月30日 41回 0回
31日 34回 0回
4月 1日 5回 0回
2日 11回 0回
3日15時まで 4回 0回
新燃岳では、火山性地震の回数は増減を繰り返しており、火口西側斜面の割れ目において噴気や地熱域が継続して認められるなど、火山活動が高まった状態となっていることから、今後の情報に留意してください。
【防災上の警戒事項等】
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、6日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
2020年04月03日16時00分 発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
3月30日から4月3日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。
【火山活動の状況】
桜島では、活発な噴火活動が続いています。
南岳山頂火口では、噴火が7回発生し、噴煙は最高で火口縁上2700mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で8合目(南岳山頂火口より500mから700m)まで達しました。また、同火口では、高感度の監視カメラで夜間に火映を観測しました。
4月2日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1900トン(前回3月18日、3400トン)とやや多い状態でした。
火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が発生しました。
3月30日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動 爆発
3月30日 0回 0回 0回
31日 8回 2回 0回
4月 1日 3回 1回 0回
2日 6回 6回 0回
3日15時まで 6回 7回 0回
島内に設置している傾斜計及び伸縮計では、山体の隆起・膨張を示すゆるやかな変動がみられています。また、GNSS連続観測では、2019年9月頃から桜島島内の基線のわずかな伸びが認められています。これらのことから、桜島では今後も噴火活動が継続する可能性があります。
【防災上の警戒事項等】
南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、6日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
2020年03月30日16時00分 発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
3月27日から30日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。
【火山活動の状況】
新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震の回数が2019年11月以降増減を繰り返しています。期間中、火山性地震は多い状態で経過しました。火山性微動は観測されていません。
火口西側斜面の割れ目からの噴気が引き続き確認されています。新燃岳火口からの噴煙の状況に、特段の変化は認められていません。
新燃岳近傍の傾斜計では、火山活動に伴う特段の地殻変動は観測されていません。また、GNSS連続観測では、2011年や2017年から2018年の活発な噴火活動時にみられた霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる基線の伸びは、みられていません。
3月27日からの火口直下を震源とする火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動
3月27日 31回 0回
28日 48回 0回
29日 56回 0回
30日15時まで 21回 0回
新燃岳では、火山性地震の回数は増減を繰り返しており、火口西側斜面の割れ目において噴気や地熱域のわずかな拡大がみられるなど、火山活動が高まった状態となっていることから、今後の情報に留意してください。
【防災上の警戒事項等】
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、4月3日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
2020年03月30日16時00分 発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
3月27日から30日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。
【火山活動の状況】
桜島では、噴火活動が続いています。
南岳山頂火口では、27日10時41分に噴火が発生し、噴煙は火口縁上1800mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は6合目(南岳山頂火口より800mから1100m)まで達しました。また、同火口では、高感度の監視カメラで夜間に火映を観測しました。
火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が発生しました。
3月27日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動 爆発
3月27日 26回 5回 0回
28日 6回 0回 0回
29日 7回 0回 0回
30日15時まで 0回 0回 0回
島内に設置している傾斜計及び伸縮計では、山体の隆起・膨張を示すゆるやかな変動がみられています。また、GNSS連続観測では、2019年9月頃から桜島島内の基線のわずかな伸びが認められています。これらのことから、桜島では今後も噴火活動が継続する可能性があります。
【防災上の警戒事項等】
南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、4月3日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
2020年03月27日16時00分 発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
3月23日から27日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。
【火山活動の状況】
新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震の回数が2019年11月以降増減を繰り返しています。火山性地震は23日から25日にかけて増加し多い状態となりました。
25日に新湯温泉付近から実施した現地調査では、火口西側斜面の割れ目付近で引き続き噴気や地熱域を確認しました。
新燃岳火口からの噴煙の状況に、特段の変化は認められていません。
新燃岳近傍の傾斜計では、火山活動に伴う特段の地殻変動は観測されていません。また、GNSS連続観測では、2011年や2017年から2018年の活発な噴火活動時にみられた霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる基線の伸びは、みられていません。
3月23日からの火口直下を震源とする火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動
3月23日 70回 0回
24日 51回 0回
25日 55回 0回
26日 3回 0回
27日15時まで 4回 0回
新燃岳では、火山性地震の回数は増減を繰り返しており、火口西側斜面の割れ目において噴気や地熱域のわずかな拡大がみられるなど、火山活動が高まった状態となっていることから、今後の情報に留意してください。
【防災上の警戒事項等】
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、30日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
2020年03月27日16時00分 発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
3月23日から27日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。
【火山活動の状況】
桜島では、活発な噴火活動が続いています。
南岳山頂火口では、噴火が15回発生し、このうち3回が爆発でした。噴煙は最高で火口縁上2300mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で6合目(南岳山頂火口より800mから1100m)まで達しました。また、同火口では、高感度の監視カメラで夜間に火映を観測しました。
火口直下の火山性地震は少ない状態で経過しました。噴火に伴う火山性微動が発生しました。
3月23日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動 爆発
3月23日 20回 49回 0回
24日 23回 27回 1回
25日 29回 44回 2回
26日 33回 30回 0回
27日15時まで 24回 5回 0回
島内に設置している傾斜計及び伸縮計では、山体の隆起・膨張を示すゆるやかな変動がみられています。また、GNSS連続観測では、2019年9月頃から桜島島内の基線のわずかな伸びが認められています。これらのことから、桜島では今後も噴火活動が継続する可能性があります。
【防災上の警戒事項等】
南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、30日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
2020年03月23日16時00分 発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
3月19日から23日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。
【火山活動の状況】
新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震の回数が2019年11月以降増減を繰り返しています。
火口西側斜面の割れ目から噴気が引き続き観測されており、最高で100mまで上がりました。また、3月以降、火口西側斜面の割れ目付近で地熱域のわずかな拡大が認められます。新燃岳火口からの噴煙の状況に特段の変化は認められません。
新燃岳近傍の傾斜計では、火山活動に伴う特段の地殻変動は観測されていません。また、GNSS連続観測では、2011年や2017年から2018年の活発な噴火活動時にみられた霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる基線の伸びは、みられていません。
3月19日からの火口直下を震源とする火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動
3月19日 0回 0回
20日 16回 0回
21日 14回 0回
22日 3回 0回
23日15時まで 5回 0回
新燃岳では、火山性地震の回数は増減を繰り返しており、火口西側斜面の割れ目において噴気や地熱域のわずかな拡大がみられるなど、火山活動が高まった状態となっていることから、今後の情報に留意してください。
【防災上の警戒事項等】
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、27日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。