【火山情報】

2019年09月30日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 9月27日から9月30日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。また、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。

 島内に設置している傾斜計及び伸縮計では、9月17日頃から緩やかな山体隆起・膨張の傾向がみられています。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。振幅の小さな火山性微動が時々発生しました。

 9月27日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  9月27日       10回    6回   0回
    28日       10回    0回   0回
    29日        3回    0回   0回
    30日15時まで   4回    0回   0回
 
 桜島では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量が多い状態であることや山体膨張と考えられる地殻変動がみられていることから、今後も活発な噴火活動が継続する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、10月4日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年09月27日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 9月24日から9月27日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しています。また、夜間に高感度の監視カメラで火映を時々観測しました。

 9月25日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり2300トンと前回(9月4日、1100トン)より増加し、多い状態でした。

 島内に設置している傾斜計及び伸縮計では、9月17日頃から緩やかな山体隆起・膨張の傾向がみられています。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が時々発生しました。

 9月24日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  9月24日       21回    4回   0回
    25日        3回    0回   0回
    26日       21回   27回   0回
    27日15時まで   8回    6回   0回
 
 桜島では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量が多い状態であることや山体膨張と考えられる地殻変動がみられていることから、今後も活発な噴火活動が継続する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、30日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年09月24日16時20分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 9月20日から9月24日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、活発な噴火活動が続いています。

 南岳山頂火口では、噴火が5回発生し、このうち3回が爆発でした。20日16時04分の爆発では、噴煙が火口縁上3400mまで上がって雲に入り、弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で8合目(南岳山頂火口より500mから700m)まで達しました。

 南岳山頂火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を時々観測しました。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が発生しました。
 
 9月20日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  9月20日       20回   16回   2回
    21日       24回   11回   1回
    22日        8回   14回   0回
    23日       29回   51回   0回
    24日15時まで  19回    4回   0回
 
 GNSS連続観測では、2019年2月以降、桜島島内の観測データに特段の変化は認められず、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びも2019年2月頃から停滞しています。しかし、それ以前の長期にわたる伸びは解消されていないことから、姶良カルデラの地下深部では、依然マグマが蓄積した状態が継続していると考えられます。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、27日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年09月20日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 9月17日から9月20日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、活発な噴火活動が続いてます。
 
 南岳山頂火口では、噴火が25回発生し、このうち8回が爆発でした。噴煙の高さは最高で火口縁上2600mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で4合目(南岳山頂火口より1300mから1700m)まで達しました。また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が発生しました。
 
 9月17日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  9月17日        7回    0回   2回
    18日       25回    0回   5回
    19日       22回    5回   0回
    20日15時まで  14回    1回   1回
 
 GNSS連続観測では、2019年2月以降、桜島島内の観測データに特段の変化は認められず、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びも2019年2月頃から停滞しています。しかし、それ以前の長期にわたる伸びは解消されていないことから、姶良カルデラの地下深部では、依然マグマが蓄積した状態が継続していると考えられます。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、24日(火)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年09月17日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 9月13日から9月17日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、昨日(16日)07時46分に南岳山頂火口で噴火が発生し、噴煙が火口縁上2800mまで上がりました。08時30分にも小規模な噴火が発生し、11時10分まで継続しました。これら一連の噴火で、9日からの山体の膨張と考えられる地殻変動は概ね解消されています。
 
 また、本日(17日)09時27分に爆発が発生しました。噴煙は火口縁上1000mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で6合目(南岳山頂火口より800mから1100m)まで達しました。その後も噴火が2回発生し、噴煙は最高で火口縁上1600mまで上がりました。
 
 南岳山頂火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を時々観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が発生しました。
 
 9月13日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  9月13日        6回    0回   0回
    14日        2回    0回   0回
    15日        7回    0回   0回
    16日        5回    2回   0回
    17日15時まで   2回    0回   1回
 
 GNSS連続観測では、2019年2月以降、桜島島内の観測データに特段の変化は認められず、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びも2019年2月頃から停滞しています。しかし、それ以前の長期にわたる伸びは解消されていないことから、姶良カルデラの地下深部では、依然マグマが蓄積した状態が継続していると考えられます。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、20日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年09月16日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 桜島では、9日から山体の膨張と考えられる地殻変動が観測されていましたが、本日(16日)発生した南岳山頂火口の噴火により、この地殻変動は概ね解消されています。

【火山活動の状況】
 桜島では、本日07時46分に南岳山頂火口で噴火が発生しました。やや多量の噴煙が火口縁上2800mまで上がり南西に流れました。また、08時30分にも小規模な噴火が発生し、11時10分まで継続しました。これら一連の噴火で、9日からの山体の膨張と考えられる地殻変動は概ね解消されています。

 しかし、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部では長期にわたり供給されたマグマが蓄積した状態が継続しており、引き続き大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、17日(火)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年09月15日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 桜島では、9日から山体膨張と考えられる地殻変動が観測されています。多量の火山灰を噴出する噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 桜島では、9日から観測されている山体膨張と考えられる地殻変動は、本日(15日)15時現在も継続しています。この膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、多量の火山灰を噴出する可能性があります。
 今後発表する火山情報や降灰予報に留意してください。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、16日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年09月14日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 桜島では、9日から山体膨張と考えられる地殻変動が観測されています。多量の火山灰を噴出する噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 桜島では、9日から観測されている山体膨張と考えられる地殻変動は、本日(14日)15時現在も継続しています。この膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、多量の火山灰を噴出する可能性があります。
 今後発表する火山情報や降灰予報に留意してください。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、15日(日)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年09月13日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 9月9日から9月13日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。9日から観測されている山体膨張と考えられる地殻変動は、本日(13日)15時現在も継続しています。多量の火山灰を噴出する噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 桜島では、今期間、噴火は観測されていませんが、9日から観測されている山体膨張と考えられる地殻変動は、本日(13日)15時現在も継続しています。この膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、多量の火山灰を噴出する可能性があります。
 なお、2018年6月16日には、噴火直前に今回と同様の地殻変動が観測され、噴煙が火口縁上4700mまで上がる噴火が発生しました(火砕流は1.3km流下)。
 今後発表する火山情報や降灰予報に留意してください。
 
 南岳山頂火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を時々観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。振幅の小さな火山性微動が発生しました。
 
 9月9日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  9月 9日        0回    0回   0回
    10日        2回    0回   0回
    11日        7回    1回   0回
    12日        8回    0回   0回
    13日15時まで   5回    0回   0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、14日(土)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年09月12日15時30分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 桜島では、9月9日から山体の膨張と考えられる地殻変動が観測されています。多量の火山灰を噴出する噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 桜島では、9月9日から山体の膨張と考えられる地殻変動が観測されています。この膨張が一度に解消されると、多量の火山灰を噴出する噴火が発生する可能性があります。
 なお、2018年6月16日には、噴火直前に今回と同様の地殻変動が観測され、噴煙が火口縁上4700mまで上がる噴火が発生しました(火砕流は1.3km流下)。
 今後の火山活動に注意してください。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、13日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。