【火山情報】

2019年06月14日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月10日から6月14日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、11日05時頃から山体の膨張と考えられるわずかな地殻変動が観測され、11日14時31分に南岳山頂火口で爆発が発生しました。弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から1.2kmまで達し、噴煙が火口縁上2200mまで上がりました。13日09時21分にも噴火が発生し、11日からの山体の膨張はこれら一連の噴火で一部解消されたものの、現在も膨張した状態は維持されていることから、今後も1kmを超えて影響を及ぼす噴火が発生するおそれがあります。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 6月10日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  6月10日        1回    0回   0回
    11日        5回    0回   1回
    12日        1回    0回   0回
    13日        3回    0回   0回
    14日15時まで   0回    0回   0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、17日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年06月11日14時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 桜島では、11日05時頃から山体の膨張と考えられるわずかな地殻変動が観測されています。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島の噴火活動は低調な状態ですが、11日05時頃から山体の膨張と考えられるわずかな地殻変動が観測されています。
 今後、南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は発生していません。
  
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、14日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年06月10日16時00分 発表

 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和元年5月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

【火山活動の状況】
 警報・予報事項に変更のあった火山は以下の通りです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません。
 吾妻山では、火山活動の活発化が認められることから、9日18時40分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げました。
 箱根山では、大涌谷周辺の想定火口域内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるため、19日02時15分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げました。

【防災上の警戒事項等】

【火山情報】

2019年06月10日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月7日から6月10日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、再び活発化するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を時々観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。継続時間の短い火山性微動が時々発生しました。
 
 6月7日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  6月 7日        1回    0回   0回
     8日        1回    0回   0回
     9日        0回    2回   0回
    10日15時まで   1回    0回   0回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。
 桜島の噴火活動は低調な状態ですが、姶良カルデラの地下深部の膨張が継続していることから、火山活動が再び活発化する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、14日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年06月07日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月3日から6月7日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、再び活発化するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を時々観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。継続時間の短い火山性微動が時々発生しました。
 
 6日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1200トン(前回5月29日、2300トン)とやや多い状態でした。
 
 6月3日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  6月 3日        7回    1回   0回
     4日        8回    3回   0回
     5日        6回    2回   0回
     6日        0回    3回   0回
     7日15時まで   1回    0回   0回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、10日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年06月03日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月31日から6月3日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。また、同火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。継続時間の短い火山性微動が3日に発生しました。
 
 5月31日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  5月31日        1回    0回   0回
  6月 1日        1回    0回   0回
     2日        0回    0回   0回
     3日15時まで   5回    1回   0回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、7日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年05月31日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月27日から5月31日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。また、同火口では、28日から31日の未明にかけて夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 29日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり2300トン(前回5月24日、1000トン)と多い状態でした。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が時々発生しました。
 
 5月27日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  5月27日        1回    0回   0回
    28日        0回    0回   0回
    29日        0回    0回   0回
    30日        5回    8回   0回
    31日15時まで   0回    0回   0回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、6月3日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年05月27日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月24日から5月27日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。また、同火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 5月24日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  5月24日        0回    0回   0回
    25日        0回    0回   0回
    26日        0回    0回   0回
    27日15時まで   1回    0回   0回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、31日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年05月24日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月20日から5月24日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、噴火が3回発生し、このうち2回が爆発でした。噴煙が最高で火口縁上1600mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石が7合目(南岳山頂火口より600mから900m)まで達しました。また、同火口では、21日から23日の夜間に高感度の監視カメラで火映を時々観測しました。

 本日(24日)実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1000トン(前回5月15日、3300トン)とやや多い状態でした。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が時々発生しました。
 
 5月20日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  5月20日        3回    3回   0回
    21日        5回    0回   0回
    22日        4回    0回   1回
    23日       11回   31回   1回
    24日15時まで   0回    0回   0回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、27日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年05月20日16時00分 発表

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 新燃岳では、5月10日から火山性地震がやや増加しましたが、17日以降減少しています。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、5月10日から火口直下を震源とする火山性地震がやや増加しましたが、17日以降減少しています。
 
 5月15日からの火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
          火山性地震  火山性微動
 15日        10回     0回
 16日        11回     0回
 17日         1回     0回
 18日         1回     0回
 19日         1回     0回
 20日15時まで    0回     0回
 
 本日(20日)、白色の噴煙が火口縁上700mまで上がりました。
 地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。

【防災上の警戒事項等】
 活火山であることから、火口内及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
 なお、これまでの噴火により登山道等が危険な状態となっている可能性があるため、引き続き地元自治体等が行う立入規制等に留意してください。

 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。