【火山情報】

2019年05月20日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月17日から5月20日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が時々発生しました。
 
 5月17日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  5月17日        3回    2回   0回
    18日        6回    0回   0回
    19日        7回    0回   0回
    20日15時まで   3回    0回   0回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、24日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年05月17日16時10分 発表

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 新燃岳では、5月10日から火山性地震が概ねやや多い状態で経過しています。
 今後の火山活動の推移に留意して下さい。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、5月10日から火口直下を震源とする火山性地震が概ねやや多い状態で経過しています。
 
 5月12日からの火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
          火山性地震  火山性微動
 12日        13回     0回
 13日         8回     0回
 14日         5回     0回
 15日        10回     0回
 16日        11回     0回
 17日16時まで    1回     0回
 
 火山性地震はやや増加していますが、他の観測データに火山活動の活発化を示す兆候は認められません。

【防災上の警戒事項等】
 活火山であることから、火口内及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
 なお、これまでの噴火により登山道等が危険な状態となっている可能性があるため、引き続き地元自治体等が行う立入規制等に留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、20日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年05月17日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月13日から5月17日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、噴火が3回発生し、このうち2回が爆発でした。噴煙が最高で火口縁上1800mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石が5合目(南岳山頂火口より1000mから1300m)まで達しました。また、同火口では、13日の未明に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が時々発生しました。
 
 15日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり3300トン(前回4月16日、1600トン)と非常に多い状態でした。
 
 5月13日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  5月13日        8回    0回   2回
    14日        7回    2回   0回
    15日       42回   15回   0回
    16日       13回    8回   0回
    17日15時まで   3回    2回   0回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、20日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年05月15日16時10分 発表

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 新燃岳では、5月10日から火山性地震がやや増加しましたが、13日以降次第に減少しました。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、5月10日から火口直下を震源とする火山性地震がやや増加しましたが、13日以降次第に減少しました。
 
 5月9日からの火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
                火山性地震    火山性微動
  9日               2回       0回
 10日              11回       0回
 11日              12回       0回
 12日              13回       0回
 13日               8回       0回
 14日               5回       0回
 15日00時から16時まで     5回       0回
 
 他の観測データに特段の変化は認められません。

 新燃岳では、火山活動の活発化を示す兆候は認められなくなりました。

【防災上の警戒事項等】
 活火山であることから、火口内及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
 なお、これまでの噴火により登山道等が危険な状態となっている可能性があるため、引き続き地元自治体等が行う立入規制等に留意してください。

 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年05月14日16時00分 発表

 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(平成31年4月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

【火山活動の状況】
 警報・予報事項に変更のあった火山は以下の通りです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません。
 吾妻山では、火口から概ね1.5kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなっていると判断したため、22日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。その後、火山活動の活発化が再び認められたことから、5月9日(期間外)に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
 阿蘇山では、今後、小規模な噴火が発生するおそれがあると判断したため、14日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
 草津白根山(本白根山)では、火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなっていると判断したため、5日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)では、えびの高原の硫黄山周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなっていると判断したため、18日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
 霧島山(新燃岳)では、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められなくなったと判断したため、5日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)へ引き下げました。

【防災上の警戒事項等】

【火山情報】

2019年05月13日16時10分 発表

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 新燃岳では、5月10日から火山性地震がやや増加しています。
 今後の火山活動の推移に留意して下さい。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、5月10日から火口直下を震源とする火山性地震がやや増加しています。
 
 5月9日からの火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
                火山性地震    火山性微動
  9日               2回       0回
 10日              11回       0回
 11日              12回       0回
 12日              13回       0回
 13日00時から16時まで     5回       0回
 
 火山性地震はやや増加していますが、他の観測データに火山活動の活発化を示す兆候は認められません。

【防災上の警戒事項等】
 活火山であることから、火口内及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
 なお、これまでの噴火により登山道等が危険な状態となっている可能性があるため、引き続き地元自治体等が行う立入規制等に留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、15日(水)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年05月13日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月10日から5月13日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、噴火が3回発生し、このうち1回が爆発でした。噴煙は最高で火口縁上2900mまで上がりました。また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が時々発生しました。
 
 5月10日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  5月10日        5回    1回   0回
    11日        3回    3回   0回
    12日        3回    3回   0回
    13日15時まで   4回    0回   1回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、17日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年05月12日16時10分 発表

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 新燃岳では、5月10日から火山性地震がやや増加しています。
 今後の火山活動の推移に留意して下さい。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、5月10日から火口直下を震源とする火山性地震がやや増加しています。
 
 5月9日からの火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
                火山性地震    火山性微動
  9日               2回       0回
 10日              11回       0回
 11日              12回       0回
 12日00時から16時まで    12回       0回
 
 火山性地震はやや増加していますが、他の観測データに火山活動の活発化を示す兆候は認められません。

【防災上の警戒事項等】
 活火山であることから、火口内及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
 なお、これまでの噴火により登山道等が危険な状態となっている可能性があるため、引き続き地元自治体等が行う立入規制等に留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、13日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年05月11日16時10分 発表

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 新燃岳では、昨日(10日)から火山性地震がやや増加しています。
 今後の火山活動の推移に留意して下さい。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、昨日から火口直下を震源とする火山性地震がやや増加しています。

 5月9日からの火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

                火山性地震    火山性微動
  9日               2回       0回
 10日              11回       0回
 11日00時から16時まで     9回       0回
 
 火山性地震はやや増加していますが、他の観測データに火山活動の活発化を示す兆候は認められません。

【防災上の警戒事項等】
 活火山であることから、火口内及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
 なお、これまでの噴火により登山道等が危険な状態となっている可能性があるため、引き続き地元自治体等が行う立入規制等に留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、12日(日)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年05月10日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月7日から5月10日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、7日07時57分に爆発が発生し、噴煙が火口縁上1600mまで上がりました。また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が時々発生しました。
 
 5月7日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  5月 7日        9回   11回   1回
     8日        2回   20回   0回
     9日        9回    7回   0回
    10日15時まで   5回    1回   0回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、13日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。