【火山情報】

2019年05月07日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月3日から5月7日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、噴火が4回発生し、このうち3回が爆発でした。噴煙は最高で火口縁上1600mまで上がりました。また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が時々発生しました。
 
 5月3日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  5月 3日        2回    5回   0回
     4日       14回   14回   1回
     5日       15回   18回   0回
     6日       20回    8回   1回
     7日15時まで   7回    3回   1回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、10日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年05月03日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月29日から5月3日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、噴火が3回発生し、このうち2回が爆発でした。噴煙は最高で火口縁上1000mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石が8合目(南岳山頂火口より500から700m)まで達しました。また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を時々観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が2日に発生しました。
 
 4月29日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  4月29日        3回    0回   0回
    30日        1回    0回   0回
  5月 1日        2回    0回   2回
     2日        5回    4回   0回
     3日15時まで   2回    0回   0回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、7日(火)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年04月29日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月26日から4月29日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、27日にごく小規模な噴火が発生しました。また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで明瞭に見える火映を27日から28日にかけて観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 4月26日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  4月26日        2回    0回   0回
    27日        0回    0回   0回
    28日        0回    0回   0回
    29日15時まで   1回    0回   0回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、5月3日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年04月26日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月22日から4月26日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、噴火が4回発生し、このうち1回が爆発でした。噴煙は最高で火口縁上1400mまで上がりました。また、同火口では、高感度の監視カメラで火映を時々観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 4月22日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  4月22日        4回    0回   0回
    23日        0回    0回   0回
    24日        0回    0回   0回
    25日        3回    0回   1回
    26日15時まで   2回    0回   0回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、29日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年04月22日16時00分 発表

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 新燃岳では、昨日(21日)火山性地震がやや増加しましたが、本日(22日)06時以降は観測されていません。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、昨日(21日)火口直下を震源とする火山性地震がやや増加し、本日(22日)06時までに15回発生しましたが、その後は観測されていません。
 火山性微動は観測されていません。
 
 4月20日からの火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
                火山性地震    火山性微動
 4月20日             0回       0回
   21日            11回       0回
   22日00時から06時まで   4回       0回
      06時から15時まで   0回       0回
 
 その他の観測データに特段の変化は認められません。
 
 新燃岳では、現時点で噴火が発生する可能性は低いと考えられます。

【防災上の警戒事項等】
 活火山であることから、火口内及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
 なお、これまでの噴火により登山道等が危険な状態となっている可能性があるため、引き続き地元自治体等が行う立入規制等に留意してください。

 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年04月22日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月19日から4月22日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、噴火が2回発生し、噴煙は最高で火口縁上1400mまで上がりました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 4月19日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  4月19日        2回    0回   0回
    20日        0回    0回   0回
    21日        0回    0回   0回
    22日15時まで   4回    0回   0回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、26日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年04月19日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月15日から4月19日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、17日00時03分に爆発が発生し、噴煙は火口縁上2000mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は7合目(南岳山頂火口より600mから900m)まで達しました。
 
 16日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1600トン(前回12日、1400トン)とやや多い状態でした。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動が時々発生しました。
 
 4月15日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  4月15日        0回    0回   0回
    16日        2回    0回   0回
    17日        1回    1回   1回
    18日        2回    3回   0回
    19日15時まで   2回    0回   0回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、22日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【噴火警報】

2019年04月18日11時00分 発表

<霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)に噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意):警報解除を発表>
えびの高原の硫黄山周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました。
<噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引下げ>

【火山活動の状況及び予報警報事項】
硫黄山付近の火山性地震は2019年2月以降概ね少ない状態で経過しています。また、GNSS連続観測では、硫黄山近傍の基線で伸びの傾向が続いていましたが、3月頃からは停滞しています。噴気活動は活発な状態が続いていますが、1月以降はその規模のさらなる拡大は認められません。
これらのことから、えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲に大きな噴石が飛散する噴火の可能性は低くなったものと考えられます。

なお、これまで定期的に発表していた火山の状況に関する解説情報は終了します。

【対象市町村の防災対応等】
以下の市町村で、「火口周辺警報:火口周辺警戒」が解除されました
 宮崎県えびの市 鹿児島県霧島市

【防災上の警戒事項等】
現在活発な噴気活動がみられている硫黄山の西側500mの噴気地帯から概ね100mの範囲、及び硫黄山火口内では、熱水・熱泥等が飛散する可能性がありますので注意してください。また、火山ガスにも注意が必要です。地元自治体等が行う立ち入り規制に従うとともに、火口周辺や噴気孔の近くには留まらないでください。

【火山情報】

2019年04月15日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 4月12日から4月15日15時までの硫黄山の活動状況をお知らせします。

【火山活動の状況】
 硫黄山の南側の噴気地帯では、噴気が200mまで上がるなど活発な噴気・熱泥噴出活動が続いています。また、硫黄山の西側500m付近では、噴気が50mまで上がりました。硫黄山南監視カメラでは、引き続き硫黄山の南側の湯だまりを確認しています。
 
 硫黄山付近では、火山性地震は少ない状態で経過しています。浅い所を震源とする低周波地震が発生しています。火山性微動は観測されていません。また、硫黄山周辺でも火山性地震が時々発生しています。
 
 4月12日からの硫黄山付近の火山性地震(ごく微小な地震を含む)、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
           火山性地震       火山性微動
  4月12日       8回 ( 7回)    0回
    13日       2回 ( 2回)    0回
    14日       5回 ( 4回)    0回
    15日15時まで  1回 ( 1回)    0回
                 ()内はごく微小な地震
 
 GNSS連続観測では、硫黄山近傍の基線で伸びの傾向が続いていましたが、2019年3月頃からは停滞しています。霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる基線の伸びは2月以降停滞しています。

【防災上の警戒事項等】
 えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、19日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2019年04月15日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月12日から4月15日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、噴火が3回発生し、このうち1回が爆発でした。噴煙が最高で2200mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石が8合目(南岳山頂火口より500から700m)まで達しました。また、同火口では、12日の夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 4月12日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動    爆発
  4月12日        0回    0回    0回
    13日        1回    0回    1回
    14日        3回    0回    0回
    15日15時まで   0回    0回    0回
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、19日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。