【火山情報】

2021年08月16日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 8月13日から16日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、再び活発化するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、今期間、噴火は観測されていません。噴煙の状況等は雲のため不明でした。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、2021年6月頃から停滞しています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は2020年9月下旬以降概ね多い状態が続いています。噴火活動は低調に経過していますが、南岳山頂火口を中心に、再び活発化するおそれがありますので、今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震  爆発
   8月13日        5回  0回
     14日        2回  0回
     15日        4回  0回
     16日15時まで   1回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、20日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2021年08月13日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 8月9日から13日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、再び活発化するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 南岳山頂火口では、10日にごく小規模な噴火が発生しました。
 また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 10日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり600トン(前回4日、1500トン)とやや少ない状態でした。
 
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、2021年6月頃から停滞しています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は2020年9月下旬以降概ね多い状態が続いています。噴火活動は低調に経過していますが、南岳山頂火口を中心に、再び活発化するおそれがありますので、今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震  爆発
   8月 9日        4回  0回
     10日        2回  0回
     11日        6回  0回
     12日        3回  0回
     13日15時まで   4回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、16日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2021年08月10日16時00分 発表

 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和3年7月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

【火山活動の状況】
 警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません(令和3年8月10日14時現在)。
 口永良部島では、5日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。
 諏訪之瀬島では、29日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。
 浅間山では、8月6日(期間外)に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。

【防災上の警戒事項等】

【火山情報】

2021年08月09日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 8月6日から9日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、再び活発化するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 南岳山頂火口では、今期間噴火は観測されていません。
 また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、2021年6月頃から停滞しています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は2020年9月下旬以降概ね多い状態が続いています。噴火活動は低調に経過していますが、南岳山頂火口を中心に、再び活発化するおそれがありますので、今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震  爆発
   8月 6日        0回  0回
      7日        3回  0回
      8日        7回  0回
      9日15時まで   3回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、13日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2021年08月06日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 8月2日から6日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、再び活発化するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 南岳山頂火口では、2日にごく小規模な噴火が発生しました。
 また、同火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。

 4日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1500トン(前回7月21日、1000トン)とやや多い状態でした。
 
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、2021年6月頃から停滞しています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は2020年9月下旬以降概ね多い状態が続いています。噴火活動は低調に経過していますが、南岳山頂火口を中心に、再び活発化するおそれがありますので、今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震  爆発
   8月 2日        3回  0回
      3日        2回  0回
      4日        1回  0回
      5日        2回  0回
      6日15時まで   0回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、9日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2021年08月02日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 7月30日から8月2日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、再び活発化するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 南岳山頂火口では、本日2日にごく小規模な噴火が発生しました。
 また、同火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
  
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、2021年6月頃から停滞しています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は中期的には概ね多い状態が続いています。噴火活動は低調に経過していますが、南岳山頂火口を中心に、再び活発化するおそれがありますので、今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震  爆発
   7月30日        3回  0回
     31日        1回  0回
   8月 1日        0回  0回
      2日15時まで   0回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、6日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2021年07月30日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 7月26日から30日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、再び活発化するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 南岳山頂火口では、28日20時09分に噴火が発生し、噴煙が火口縁上1300mまで上がりました。
 また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
  
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、2021年6月頃から停滞しています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は中期的には概ね多い状態が続いています。噴火活動は低調に経過していますが、南岳山頂火口を中心に、再び活発化するおそれがありますので、今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震  爆発
   7月26日        2回  0回
     27日        3回  0回
     28日        1回  0回
     29日        5回  0回
     30日15時まで   3回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、8月2日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2021年07月26日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 7月23日から26日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、再び活発化するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 南岳山頂火口では、今期間噴火は観測されていません。
 また、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
  
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、2021年6月頃から停滞しています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は中期的には概ね多い状態が続いています。噴火活動は低調に経過していますが、南岳山頂火口を中心に、再び活発化するおそれがありますので、今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震  爆発
   7月23日        4回  0回
     24日        9回  0回
     25日        5回  0回
     26日15時まで   1回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、30日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2021年07月23日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 7月19日から23日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、再び活発化するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 南岳山頂火口では、19日にごく小規模な噴火が発生しました。
 また、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 21日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1000トン(前回6日、800トン)とやや多い状態でした。
 
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びが引き続き認められています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給、蓄積が継続しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は中期的には概ね多い状態が続いています。噴火活動は低調に経過していますが、南岳山頂火口を中心に、再び活発化するおそれがありますので、今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震  爆発
   7月19日        4回  0回
     20日        3回  0回
     21日        0回  0回
     22日        2回  0回
     23日15時まで   2回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、26日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2021年07月19日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 7月16日から19日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、再び活発化するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しています。
 また、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動が発生しました。
 
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びが引き続き認められています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給、蓄積が継続しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は中期的には概ね多い状態が続いています。噴火活動は低調に経過していますが、南岳山頂火口を中心に、再び活発化するおそれがありますので、今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震  爆発
   7月16日        0回  0回
     17日        1回  0回
     18日        6回  0回
     19日15時まで   2回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、23日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。