【火山情報】

2021年05月07日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月3日から7日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、活発な噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、噴火が8回発生し、このうち4回が爆発でした。弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で6合目(南岳山頂火口より800mから1100m)まで達しました。噴煙は最高で火口縁上2500mまで上がり、雲に入りました。
 また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が発生しました。
 
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
 
 GNSS連続観測では、2019年9月以降、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びが認められています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給、蓄積が継続しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が多い状態が続いていることから、南岳山頂火口を中心に、噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震  爆発
   5月 3日        7回  1回
      4日        5回  2回
      5日        2回  1回
      6日        1回  0回
      7日15時まで   7回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、10日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2021年05月03日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月30日から5月3日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、活発な噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、噴火が7回発生し、このうち5回が爆発でした。弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で6合目(南岳山頂火口より800mから1100m)まで達しました。噴煙は最高で火口縁上1600mまで上がりました。
 
 また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が発生しました。
 
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
 
 GNSS連続観測では、2019年9月以降、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びが認められています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給、蓄積が継続しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が多い状態が続いていることから、南岳山頂火口を中心に、噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震  爆発
   4月30日        2回  2回
   5月 1日        4回  1回
      2日        2回  1回
      3日15時まで   7回  1回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、7日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2021年04月30日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月26日から30日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、活発な噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、噴火が7回発生し、このうち5回が爆発でした。弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で4合目(南岳山頂火口より1300mから1700m)まで達しました。噴煙は最高で火口縁上2400mまで上がりました。
 また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。

 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。

 GNSS連続観測では、2019年9月以降、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びが認められています。

 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給、蓄積が継続しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が多い状態が続いていることから、南岳山頂火口を中心に、噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。

 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
             火山性地震  爆発
   4月26日        1回  1回
     27日        3回  1回
     28日        5回  1回
     29日        1回  0回
     30日15時まで   2回  2回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、5月3日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2021年04月26日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月23日から26日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、活発な噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、噴火が10回発生し、このうち7回が爆発でした。噴煙は最高で火口縁上2300mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で5合目(南岳山頂火口より1000mから1300m)まで達しました。
 また、同火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。

 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。

 GNSS連続観測では、2019年9月以降、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びが認められています。

 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給、蓄積が継続しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が多い状態が続いていることから、南岳山頂火口を中心に、噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。

 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

            火山性地震  爆発
   4月23日       4回  2回
     24日       3回  2回
     25日       3回  2回
     26日15時まで  1回  1回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、30日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2021年04月25日15時40分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

【火山活動の状況】
 桜島の南岳山頂火口で、本日(25日)01時09分に爆発が発生し、同火口から火砕流が南西側へ約1.8km流下したと判断しましたが、午前中、気象庁機動調査班(JMA-MOT)が実施した現地調査では、赤外熱映像装置による観測で火砕流の痕跡に相当する高温部はなく、樹木がなぎ倒される等の状況は認められませんでした。
 このため、火砕流と判断していた現象は、風下に流された噴煙の一部であると考えられます。

 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。

 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給、蓄積が継続しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が多い状態が続いていることから、南岳山頂火口を中心に、噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、26日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【噴火警報】

2021年04月25日15時30分 発表

<桜島の火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を切替>
桜島の南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmに警戒範囲を縮小
<噴火警戒レベル3(入山規制)が継続>

【火山活動の状況及び予報警報事項】
桜島の南岳山頂火口で、本日(25日)01時09分に爆発が発生し、同火口から火砕流が南西側へ約1.8km流下したと判断しましたが、午前中、気象庁機動調査班(JMA-MOT)が実施した現地調査では、赤外熱映像装置による観測で火砕流の痕跡は認められませんでした。
このため、火砕流と判断していた現象は、風下に流された噴煙の一部であると考えられます。
以上のことから、警戒範囲を南岳山頂火口及び昭和火口から2kmを超えた居住地域近くの範囲から、南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmに縮小します。

【対象市町村の防災対応等】
以下の市町村で、「火口周辺警報:入山規制等」が継続しています
 鹿児島県鹿児島市

【防災上の警戒事項等】
南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

【火山情報】

2021年04月25日03時55分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 桜島の南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmを超えた居住地域近くまでの範囲では、大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

【火山活動の状況】
 桜島の南岳山頂火口で、本日(25日)01時09分に爆発が発生し、同火口から火砕流が発生し、南西側へ約1.8km流下しました。
 同火口から火砕流が発生したのは、2018年6月16日(南西側へ約1.3km流下)以来です。
 
 桜島では噴火活動がさらに活発化するおそれがあります。火口から概ね2kmを超えた居住地域近くまでの範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmを超えた居住地域近くまでの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【噴火警報】

2021年04月25日02時40分 発表

<桜島の火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を切替>
桜島の南岳山頂火口及び昭和火口から2kmを超えた居住地域近くまでの範囲では、大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
<噴火警戒レベル3(入山規制)が継続>

【火山活動の状況及び予報警報事項】
桜島の南岳山頂火口で、本日(25日)01時09分に爆発が発生しました。この噴火に伴い火砕流が発生し、南西側へ約1.8km流下しました。

桜島の噴火活動がさらに活発化する恐れがあります。火口から2kmを超えた居住地域近くまでの範囲では弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

【対象市町村の防災対応等】
以下の市町村で、「火口周辺警報:入山規制等」が継続しています
 鹿児島県鹿児島市

【防災上の警戒事項等】
南岳山頂火口及び昭和火口から2kmを超えた居住地域近くまでの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

【火山情報】

2021年04月23日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月19日から23日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、活発な噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、噴火が10回発生し、このうち9回が爆発でした。噴煙は最高で火口縁上2300mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で5合目(南岳山頂火口より1000mから1300m)まで達しました。
 また、同火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。

 21日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1800トン(前回12日、2400トン)とやや多い状態でした。

 島内に設置している傾斜計及び伸縮計による地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。
 
 GNSS連続観測では、2019年9月以降、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びが認められています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給、蓄積が継続しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が多い状態が続いていることから、南岳山頂火口を中心に、噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動  爆発
   4月19日       2回    0回  1回
     20日       1回    0回  1回
     21日       6回    0回  4回
     22日       4回    0回  2回
     23日15時まで  2回    0回  1回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、26日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。