【火山情報】

2025年05月05日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月2日から5日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬頃から増減を繰り返しており、前10日間の地震回数は非常に多い状態で経過しています。また、1日22時頃から2日20時頃にかけて火山性微動が発生しました。3日以降、火山性微動は観測されていません。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上10mまで上がりました。また、新燃岳西側斜面の割れ目では、時々噴気が観測され、最高で10mまで上がりました。
 
 新燃岳周辺の複数の傾斜計では、4月22日から26日にかけて北西上がりの緩やかな傾斜変動が観測されましたが、その後は特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳では地震回数が非常に多い状態で経過しており、GNSS連続観測では地下の膨張を示すと考えられる変化が認められていることから、引き続き新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様の爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、7日(水)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年05月02日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月30日から5月2日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬頃から増減を繰り返しており、前10日間の地震回数は非常に多い状態で経過しています。また、5月1日から2日にかけて合計4時間程度の継続時間の長い火山性微動が発生しました。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上20mまで上がりました。新燃岳西側斜面の割れ目では、4月30日午前中、一時的に噴気が観測され、最高で10mまで上がりました。この領域で噴気が確認されたのは、2024年12月14日以来です。
 
 4月30日に新湯温泉付近から実施した現地調査では、新燃岳西側斜面の割れ目付近のわずかな地熱域の分布は、24日に実施した現地調査と比較して、特段の変化は認められませんでした。
 
 新燃岳周辺の複数の傾斜計では、4月22日から26日にかけて北西上がりの緩やかな傾斜変動が観測されましたが、その後は特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳では地震回数が非常に多い状態で経過しており、GNSS連続観測では地下の膨張を示すと考えられる変化が認められていることから、引き続き新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様の爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、5日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年04月30日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月28日から30日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬頃から増減を繰り返しており、23日から26日にかけて増加しました。前10日間の地震回数は非常に多い状態で経過しています。今期間、火山性微動は観測されませんでした。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上20mまで上がりました。新燃岳西側斜面の割れ目では、本日(30日)午前中、一時的に噴気が観測され、最高で10mまで上がりました。この領域で噴気が確認されたのは、2024年12月14日以来です。
 
 本日新湯温泉付近から実施した現地調査では、新燃岳西側斜面の割れ目付近のわずかな地熱域の分布は、前回(24日)観測と比較して、特段の変化は認められませんでした。
 
 新燃岳周辺の複数の傾斜計では、22日から26日にかけて北西上がりの緩やかな傾斜変動が観測されましたが、その後は特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳では地震回数が非常に多い状態で経過しており、GNSS連続観測では地下の膨張を示すと考えられる変化が認められていることから、引き続き新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様の爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、5月2日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年04月28日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月25日から28日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬頃から増減を繰り返しており、23日から再び増加しています。前10日間の地震回数は非常に多い状態で経過しています。27日に継続時間の長い火山性微動が発生しました。新燃岳で火山性微動が発生したのは4月14日以来です。なお、この火山性微動に伴う傾斜変動は、認められませんでした。
 
 新燃岳周辺の複数の傾斜計では、22日から26日にかけて、北西上がりの緩やかな傾斜変動が観測されました。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上20mまで上がりました。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳では地震回数が非常に多い状態で経過しており、GNSS連続観測では地下の膨張を示すと考えられる変化が認められていることから、引き続き新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様の爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、30日(水)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年04月25日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月23日から25日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬頃から増減を繰り返しており、23日から再び増加しています。前10日間の地震回数は非常に多い状態で経過しています。火山性微動は15日以降観測されていません。
 
 昨日(24日)新湯温泉付近から実施した現地調査では、新燃岳西側斜面の割れ目付近のわずかな地熱域の分布は、前回(8日)観測と比較して、特段の変化は認められませんでした。また、火山ガス(二酸化硫黄)は検出されませんでした。
 
 新燃岳近傍に設置している傾斜計では特段の変化はみられません。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上20mまで上がりました。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳では地震回数が非常に多い状態で経過しており、GNSS連続観測では地下の膨張を示すと考えられる変化が認められていることから、引き続き新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様の爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、28日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年04月23日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月21日から23日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬頃から増減を繰り返しており、前10日間の地震回数はやや多い状態で経過しています。火山性微動は15日以降観測されていません。
 
 新燃岳近傍に設置している傾斜計では特段の変化はみられません。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上20mまで上がりました。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳では地震回数がやや多い状態で経過しており、GNSS連続観測では地下の膨張を示すと考えられる変化が認められていることから、引き続き新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、25日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年04月21日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月18日から21日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬頃から増減を繰り返しており、前10日間の地震回数は多い状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 新燃岳近傍に設置している傾斜計では特段の変化はみられません。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上20mまで上がりました。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳では地震回数が多い状態で経過しており、GNSS連続観測では地下の膨張を示すと考えられる変化が認められていることから、引き続き新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、23日(水)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年04月18日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月16日から18日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬頃から増減を繰り返しており、前10日間の地震回数は多い状態で経過しています。火山性微動は15日以降観測されていません。
 
 新燃岳近傍に設置している傾斜計では特段の変化はみられません。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上20mまで上がりました。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳では地震回数が多い状態で経過しており、GNSS連続観測では地下の膨張を示すと考えられる変化が認められていることから、引き続き新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、21日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年04月16日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月14日から16日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬頃から増減を繰り返しており、前10日間の地震回数は非常に多い状態で経過しています。14日に継続時間の短い火山性微動が発生しました。
 
 新燃岳近傍に設置している傾斜計では特段の変化はみられません。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上20mまで上がりました。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳では地震回数が非常に多い状態で経過しており、GNSS連続観測では地下の膨張を示すと考えられる変化が認められていることから、引き続き新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、18日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年04月14日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月11日から14日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬頃から増減を繰り返しており、前10日間の地震回数は非常に多い状態で経過しています。本日(14日)01時58分に継続時間の短い火山性微動が発生しました。火山性微動が発生したのは、2025年3月30日以来です。
 
 新燃岳近傍に設置している傾斜計では特段の変化はみられません。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上20mまで上がりました。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳では地震回数が非常に多い状態で経過しており、GNSS連続観測では地下の膨張を示すと考えられる変化が認められていることから、引き続き新燃岳火口から概ね3kmの範囲内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、16日(水)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。