【火山情報】

2023年02月08日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 本日(8日)昭和火口で噴火が発生しました。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 昭和火口では、本日(8日)15時までに噴火が2回発生しました。噴煙は最高で火口縁上1000mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で7合目(昭和火口より200mから300m)まで達しました。
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。
 
 本日、実施した現地調査では、風下側にあたる桜島島内の有村町から古里町にかけて少量の降灰を確認しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は時々発生しています。
 
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計では、1月14日頃から山体膨張を示す緩やかな地殻変動が、引き続き観測されています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、10日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年02月08日16時00分 発表

 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和5年1月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

【火山活動の状況】
 警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません(令和5年2月8日14時現在)。
 諏訪之瀬島では、24日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。
 阿蘇山では、30日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
 ベヨネース列岩では、26日に噴火警報(周辺海域)及び火山現象に関する海上警報を発表しました。

【防災上の警戒事項等】

【火山情報】

2023年02月08日11時40分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 本日(8日)昭和火口で噴火が発生しました。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 昭和火口では、本日(8日)10時52分にごく小規模な噴火が発生し、噴煙が火口縁上800mまで上がりました。その後、11時10分に噴火が発生し、噴煙が火口縁上1000mまで上がりました。
 昭和火口でごく小規模な噴火を含め、噴火が発生したのは2018年4月3日以来です。
 
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計では、1月14日頃から山体膨張を示す緩やかな地殻変動が、引き続き観測されています。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、8日(水)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年02月06日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 2月3日から6日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、3日19時51分に噴火が発生しました。噴煙は火口縁上1200mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石が9合目(南岳山頂火口より300mから500m)まで達しました。
 また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動が継続して発生しています。
 
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計では、1月14日頃から一時的な収縮を挟みながら、山体膨張を示す緩やかな地殻変動が観測されています。
 
 GNSS連続観測では、2021年10月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びがみられていましたが、昨年(2022年)3月頃から停滞しています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過しています。また、山体膨張を示す緩やかな地殻変動が引き続き観測されていることから、現在噴火活動がみられている南岳山頂火口を中心に、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  2月 3日        1回  0回
     4日        4回  0回
     5日        1回  0回
     6日15時まで   7回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、10日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年02月03日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 1月30日から2月3日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。
 また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 1月30日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり2000トン(前回1月26日、2800トン)と多い状態でした。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動が継続して発生しています。
 
 GNSS連続観測では、2021年10月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びがみられていましたが、昨年(2022年)3月頃から停滞しています。
 
 広域のGNSS連続観測によると、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態と考えられ、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過していることから、現在、噴火活動がみられている南岳山頂火口を中心に、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  1月30日        0回  0回
    31日        0回  0回
  2月 1日        0回  0回
     2日        0回  0回
     3日15時まで   1回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、6日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年01月30日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 1月27日から30日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、28日23時42分に爆発が発生しました。噴煙は火口縁上2200mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石が8合目(南岳山頂火口より500mから700m)まで達しました。
 また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が発生しました。
 
 GNSS連続観測では、2021年10月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びがみられていましたが、昨年(2022年)3月頃から停滞しています。
 
 広域のGNSS連続観測によると、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態と考えられ、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過していることから、現在、噴火活動がみられている南岳山頂火口を中心に、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  1月27日        0回  0回
    28日        1回  1回
    29日        0回  0回
    30日15時まで   0回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、2月3日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年01月27日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 1月23日から27日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、爆発が2回発生しました。噴煙及び弾道を描いて飛散する大きな噴石は、雲のため確認できませんでした。
 また、同火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 昨日(26日)実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり2800トン(前回18日、1400トン)と多い状態でした。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が発生しました。
 
 GNSS連続観測では、2021年10月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びがみられていましたが、昨年(2022年)3月頃から停滞しています。
 
 広域のGNSS連続観測によると、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態と考えられ、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過していることから、現在、噴火活動がみられている南岳山頂火口を中心に、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  1月23日        4回  0回
    24日       11回  2回
    25日        2回  0回
    26日        0回  0回
    27日15時まで   0回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、30日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年01月23日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 1月20日から23日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。桜島では、山体膨張を示すわずかな地殻変動は昨日(22日)頃から概ね停滞しています。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、島内に設置している傾斜計及び伸縮計で、14日09時頃から観測されていた山体膨張を示すわずかな地殻変動は、昨日(22日)00時頃から概ね停滞しています。
 
 桜島では、噴火活動が続いています。
 南岳山頂火口では、21日03時07分に爆発が発生しました。噴煙は火口縁上1600mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石が6合目(南岳山頂火口より800mから1100m)まで達しました。
 また、同火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動が発生しました。
 
 GNSS連続観測では、2021年10月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びがみられていましたが、昨年(2022年)3月頃から停滞しています。
 
 広域のGNSS連続観測によると、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態と考えられ、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過していることから、現在、噴火活動がみられている南岳山頂火口を中心に、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  1月20日        0回  0回
    21日        6回  1回
    22日        6回  0回
    23日15時まで   3回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、27日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年01月22日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 桜島では、山体膨張を示すわずかな地殻変動がみられています。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、14日09時頃から、島内に設置している傾斜計及び伸縮計で、山体膨張を示すわずかな地殻変動が観測されています。
 
 南岳山頂火口では、昨日(21日)03時07分の爆発以降、ごく小規模な噴火が断続的に発生しています。
 
 14日からの山体膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、2018年6月16日の南岳山頂火口における噴火のように、多量の降灰及び小規模な火砕流を伴う可能性があります。また、やや規模の大きな爆発が発生し、火口から1kmを超えて大きな噴石が飛散する可能性もあります。今後の情報に留意してください。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、23日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年01月21日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 桜島では、山体膨張を示すわずかな地殻変動がみられています。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、14日09時頃から18日20時頃にかけて島内に設置している傾斜計及び伸縮計で、山体膨張を示すわずかな地殻変動が観測されました。その後、収縮傾向にありましたが、19日16時頃から再び山体膨張を示すわずかな地殻変動が観測されています。
 
 南岳山頂火口では、本日(21日)03時07分に爆発が発生しました。噴煙は火口縁上1600mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石が6合目(南岳山頂火口より800mから1100m)まで達しました。
 
 14日からの山体膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、2018年6月16日の南岳山頂火口における噴火のように、多量の降灰及び小規模な火砕流を伴う可能性があります。また、やや規模の大きな爆発が発生し、火口から1kmを超えて大きな噴石が飛散する可能性もあります。今後の情報に留意してください。

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、22日(日)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。