【火山情報】

2025年07月01日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月30日から7月1日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳火口では、噴火活動が続いています。
 
 6月27日10時25分から監視カメラで観測した噴火は、本日(1日)15時時点も継続しています。期間中、噴煙は最高で火口縁上1300m以上に上がりました。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、前24時間の地震回数は多い状態で経過しています。火山性微動も時々発生しています。
 
 新燃岳周辺の傾斜計では、新燃岳の地下の膨張を示すような特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から、霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、2日(水)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月30日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月29日から30日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳火口では、噴火活動が続いています。
 
 27日10時25分から監視カメラで観測した噴火は、本日(30日)15時時点も継続しています。期間中、噴煙は最高で火口縁上1200mまで上がりました。
 
 本日、鹿児島県の協力により実施した上空からの観測では、新燃岳火口内の北東側で列状に並んだ複数の火孔を確認しました。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、前24時間の地震回数は多い状態で経過しています。火山性微動も時々発生しています。
 
 新燃岳周辺の傾斜計では、新燃岳の地下の膨張を示すような特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から、霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、7月1日(火)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月30日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月27日から30日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、今期間噴火及び火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む基線で長期にわたり姶良カルデラの地下深部の膨張を示す緩やかな伸びがみられています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態であることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震   爆発
   6月27日        3回   0回
     28日        3回   0回
     29日        7回   0回
     30日15時まで   4回   0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、7月4日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月29日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月28日から29日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳火口では、噴火活動が続いています。
 
 27日10時25分から監視カメラで観測した噴火は、本日(29日)15時時点も継続しているもようです。噴煙は最高で火口縁上1600mまで上がりました。
 
 昨日(28日)、韓国岳から実施した現地調査では、新燃岳火口内の中央付近から北側にかけて、複数の箇所から噴煙が上がり、灰白色の噴煙が火口縁上800mまで上がり南側に流れていることを観測しました。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、前24時間の地震回数は多い状態で経過しています。また、昨日から火山性微動が断続的に発生しています。
 
 高千穂河原観測点(新燃岳の南東約3km)では、23日から25日頃にかけて北西上がりの傾斜変動が観測されました。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から、霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、30日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月28日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月27日から28日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳火口では、噴火活動が続いています。
 
 昨日(27日)10時25分から監視カメラで観測した噴火は、本日(28日)15時時点も継続中です。噴煙は最高で火口縁上1200mまで上がりました。
 
 昨日、山麓で実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり4000トン(前回26日、2400トン)と多い状態でした。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、前24時間の地震回数は多い状態で経過しています。また、本日04時頃から継続時間の長い火山性微動が発生しており、15時時点も継続中です。
 
 高千穂河原観測点(新燃岳の南東約3km)では、23日から25日頃にかけて北西上がりの傾斜変動が観測されました。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から、霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、29日(日)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月27日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月23日から27日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、今期間噴火及び火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む基線で長期にわたり姶良カルデラの地下深部の膨張を示す緩やかな伸びがみられています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態であることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震   爆発
   6月23日        4回   0回
     24日        1回   0回
     25日        2回   0回
     26日        1回   0回
     27日15時まで   2回   0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、30日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月27日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月26日15時から27日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳火口では、噴火活動が続いています。
 昨日(26日)、現地調査中の職員が、15時07分に、乳白色の噴煙が火口縁上1000mまで上がり、南東方向へ流れたことを観測しました。
 昨日の夜から本日(27日)の朝にかけて、宮崎地方気象台(宮崎市霧島)でごく少量の降灰を確認しました。
 また、本日10時25分から、監視カメラで乳白色の噴煙を観測しました。噴煙は最高で火口縁上300mまで上がり、15時時点も噴火が継続中です。
 
 昨日、山麓で実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり2400トン(前回24日、2100トン)と多い状態でした。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、前24時間の地震回数は200回を超え多い状態で経過しています。火山性微動も時々観測されています。
 
 高千穂河原観測点(新燃岳の南東約3km)では、23日から北西上がりの傾斜変動が観測されていましたが、26日以降は鈍化しています。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から、霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、28日(土)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月26日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月25日から26日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、活発な火山活動が続いています。
 
 本日(26日)12時50分に、乳白色の噴煙が火口縁上1000mまで上がり、東側へ流れるのを確認しました。
 本日実施した現地調査及び聞き取りによる降灰調査では、宮崎県高原町で少量の降灰を確認しました。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、前24時間の地震回数は300回を超え多い状態で経過しています。火山性微動も時々観測されています。
 
 高千穂河原観測点(新燃岳の南東約3km)では、23日から北西上がりの傾斜変動が観測されています。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から、霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、27日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月26日09時05分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 本日(26日)07時58分頃に、宮崎県高原町役場より降灰があったと通報がありました。

【火山活動の状況】
 本日(26日)07時58分頃に、宮崎県高原町で降灰があったと高原町役場より通報がありました。新燃岳で噴火が発生しているもようです。気象庁が設置している監視カメラでは、雲のため噴煙や新燃岳火口周辺の状況は不明です。
 噴火に伴うと考えられる空振は観測されていません。
 火山性地震の前24時間の回数は300回を超えて多い状態で経過しています。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、26日(木)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月25日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月24日から25日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、昨日(24日)、白色の噴煙が最高で火口縁上400m以上に上がりました。昨日09時30分頃からは、雲のため噴煙の状況は不明です。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、前24時間の地震回数は400回を超え多い状態で経過しています。火山性微動も時々観測されています。
 
 昨日、気象庁機動調査班(JMA-MOT)が高原町から実施した現地調査では、新燃岳火口周辺は雲に覆われており噴煙や火口周辺の状況は不明でした。また、山麓で実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は、2100トン(前回6月23日4000トン)と多い状態でした。
 
 高千穂河原観測点(新燃岳の南東約3km)では、23日から北西上がりの傾斜変動が観測されています。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から、霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳の火山活動はさらに高まった状態となっています。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、26日(木)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。