【火山情報】

2023年05月01日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月28日から5月1日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。
 
 昭和火口では、噴火は観測されていません。
 
 南岳山頂火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。昭和火口では火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 4月28日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1800トン(前回4月17日、1900トン)とやや多い状態でした。
 
 GNSS連続観測では、2023年1月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む一部の基線において、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線のわずかな伸びがみられています。また、2023年1月頃から、桜島島内の一部の基線で、山体の隆起・膨張に伴うと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過しています。また、山体膨張を示す地殻変動が引き続き観測されていることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  4月28日        1回  0回
    29日        0回  0回
    30日        0回  0回
  5月 1日15時まで   2回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、5日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年04月28日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月24日から28日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。
 
 昭和火口では、噴火は観測されていません。
 
 南岳山頂火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。昭和火口では火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 GNSS連続観測では、2023年1月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む一部の基線において、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線のわずかな伸びがみられています。また、2023年1月頃から、桜島島内の一部の基線で、山体の隆起・膨張に伴うと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過しています。また、山体膨張を示す地殻変動が引き続き観測されていることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  4月24日        2回  0回
    25日        3回  0回
    26日        1回  0回
    27日        1回  0回
    28日15時まで   1回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、5月1日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年04月24日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月21日から24日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。
 
 昭和火口では、噴火は観測されていません。
 
 南岳山頂火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。昭和火口では火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 GNSS連続観測では、2023年1月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む一部の基線において、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線のわずかな伸びがみられています。また、2023年1月頃から、桜島島内の一部の基線で、山体の隆起・膨張に伴うと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過しています。また、山体膨張を示す地殻変動が引き続き観測されていることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  4月21日        0回  0回
    22日        1回  0回
    23日        0回  0回
    24日15時まで   1回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、28日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年04月21日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月17日から21日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、噴火が2回発生し、噴煙は最高で火口縁上1500mまで上がりました。
 
 昭和火口では、噴火は観測されていません。
 
 南岳山頂火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。昭和火口では火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 17日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1900トン(前回4日、2700トン)とやや多い状態でした。
 
 GNSS連続観測では、2023年1月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む一部の基線において、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線のわずかな伸びがみられています。また、2023年1月頃から、桜島島内の一部の基線で、山体の隆起・膨張に伴うと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過しています。また、山体膨張を示す地殻変動が引き続き観測されていることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  4月17日        1回  0回
    18日        1回  0回
    19日        1回  0回
    20日        0回  0回
    21日15時まで   0回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、24日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年04月17日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月14日から17日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、噴火が2回発生し、噴煙は最高で火口縁上1500mまで上がりました。
 
 昭和火口では、噴火は観測されていません。
 
 南岳山頂火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。昭和火口では火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 GNSS連続観測では、2023年1月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む一部の基線において、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線のわずかな伸びがみられています。また、2023年1月頃から、桜島島内の一部の基線で、山体の隆起・膨張に伴うと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過しています。また、山体膨張を示す地殻変動が引き続き観測されていることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  4月14日        0回  0回
    15日        1回  0回
    16日        1回  0回
    17日15時まで   1回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、21日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年04月14日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月10日から14日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。
 
 昭和火口では、噴火は観測されていません。
 
 南岳山頂火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。昭和火口では火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 GNSS連続観測では、2023年1月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む一部の基線において、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線のわずかな伸びがみられています。また、2023年1月頃から、桜島島内の一部の基線で、山体の隆起・膨張に伴うと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過しています。また、山体膨張を示す地殻変動が引き続き観測されていることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  4月10日        2回  0回
    11日        1回  0回
    12日        2回  0回
    13日        1回  0回
    14日15時まで   0回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、17日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年04月10日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月7日から10日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。
 
 昭和火口では、噴火は観測されていません。
 
 南岳山頂火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。昭和火口では火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 GNSS連続観測では、2023年1月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む一部の基線において、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線のわずかな伸びがみられています。また、2023年1月頃から、桜島島内の一部の基線で、山体の隆起・膨張に伴うと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過しています。また、山体膨張を示す地殻変動が引き続き観測されていることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  4月 7日        1回  0回
     8日        0回  0回
     9日        3回  0回
    10日15時まで   1回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、14日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年04月10日16時00分 発表

 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和5年3月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

【火山活動の状況】
 警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません(令和5年4月10日14時現在)。
 諏訪之瀬島では、5日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました。
 浅間山では、23日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
 阿蘇山では、23日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。

【防災上の警戒事項等】

【火山情報】

2023年04月07日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月3日から7日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。
 
 昭和火口では、噴火は観測されていません。
 
 南岳山頂火口では、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。昭和火口では火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 4日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり2700トン(前回3月13日、2100トン)と多い状態でした。
 
 GNSS連続観測では、2023年1月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む一部の基線において、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線のわずかな伸びがみられています。また、2023年1月頃から、桜島島内の一部の基線で、山体の隆起・膨張に伴うと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過しています。また、山体膨張を示す地殻変動が引き続き観測されていることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  4月 3日       6回   0回
     4日       2回   0回
     5日       0回   0回
     6日       3回   0回
     7日15時まで  1回   0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、10日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年04月03日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 3月31日から4月3日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。
 
 昭和火口では、噴火は観測されていません。
 
 南岳山頂火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。昭和火口では火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動を観測しました。
 
 GNSS連続観測では、2021年10月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びがみられていましたが、昨年(2022年)3月頃から停滞しています。また、2023年1月頃から、桜島島内の一部の基線で、山体の隆起・膨張に伴うと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態で経過しています。また、山体膨張を示す地殻変動が引き続き観測されていることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  3月31日        0回  0回
  4月 1日        0回  0回
     2日        3回  0回
     3日15時まで   6回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、7日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。