【火山情報】

2025年06月22日17時20分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 本日(22日)16時37分頃に新燃岳で噴火を観測しました。

【火山活動の状況】
 本日(22日)16時頃に宮崎県高原町で降灰があったと通報がありました。また、気象庁が小林市に設置している八久保監視カメラでは、16時37分頃に新燃岳で噴火を観測しました。噴煙は火口縁上500m以上に上がり、東側へ流れています。新燃岳で噴火を観測したのは2018年6月27日以来です。
 なお、この噴火に伴う噴石の飛散は確認できていません。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、23日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月20日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月16日から20日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、本日(20日)ごく小規模な噴火が発生しました。また、同火口では、火映は観測されていません。
 
 昭和火口では、噴火及び火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 17日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1500トン(前回4日、1600トン)とやや多い状態でした。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む基線で長期にわたり姶良カルデラの地下深部の膨張を示す緩やかな伸びがみられています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態であることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震   爆発
   6月16日        2回   0回
     17日        2回   0回
     18日        3回   0回
     19日        1回   0回
     20日15時まで   4回   0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、23日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月16日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 6月13日から16日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬から増減を繰り返しており、前10日間の地震回数は多い状態で経過しています。13日に、振幅の小さな継続時間の短い火山性微動が2回発生しました。新燃岳で火山性微動が発生したのは、2025年5月14日以来です。なお、この火山性微動に伴う傾斜変動は認められませんでした。
 
 監視カメラによる観測で新燃岳火口では、火口縁上20mまで上がる噴煙を観測しました。また、新燃岳西側斜面の割れ目では、高さ10m未満の噴気を観測しました。
 
 新燃岳近傍の傾斜計では、特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。また、2025年3月頃から、霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳では、引き続き火山活動が高まった状態で経過しており、弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、23日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月16日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月13日から16日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、13日にごく小規模な噴火が時々発生しました。また、同火口では、火映は観測されていません。
 
 昭和火口では、噴火及び火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む基線で長期にわたり姶良カルデラの地下深部の膨張を示す緩やかな伸びがみられています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態であることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震   爆発
   6月13日        3回   0回
     14日       10回   0回
     15日        7回   0回
     16日15時まで   2回   0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、20日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月13日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 6月9日から13日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬から増減を繰り返しており、前10日間の地震回数は多い状態で経過しています。本日(13日)12時59分に継続時間の短い火山性微動が発生しました。火山性微動が発生したのは、2025年5月14日以来です。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上30mまで上がりました。また、新燃岳西側斜面の割れ目では、噴気が最高で20mまで上がりました。
 
 新燃岳近傍の傾斜計では、特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。また、3月頃から、霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳では、引き続き火山活動が高まった状態で経過しており、弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、16日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月13日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月9日から13日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、本日(13日)ごく小規模な噴火が発生しました。また、同火口では、火映は観測されていません。
 
 昭和火口では、噴火及び火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む基線で長期にわたり姶良カルデラの地下深部の膨張を示す緩やかな伸びがみられています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態であることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震   爆発
   6月 9日        2回   0回
     10日        1回   0回
     11日        5回   0回
     12日        1回   0回
     13日15時まで   3回   0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、16日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月09日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 6月6日から9日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬から増減を繰り返しており、前10日間の地震回数は多い状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上50mまで上がりました。また、新燃岳西側斜面の割れ目では、噴気が最高で10mまで上がりました。
 
 新燃岳近傍の傾斜計では、特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。また、3月頃から、霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 新燃岳では、引き続き火山活動が高まった状態で経過しており、弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、13日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月09日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月6日から9日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。また、同火口では、火映は観測されていません。
 
 昭和火口では、噴火及び火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む基線で長期にわたり姶良カルデラの地下深部の膨張を示す緩やかな伸びがみられています。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態であることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震   爆発
   6月 6日        0回   0回
      7日        1回   0回
      8日        1回   0回
      9日15時まで   0回   0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、13日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年06月09日16時00分 発表

 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和7年5月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

【火山活動の状況】
 警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません(令和7年6月9日14時現在)。
 霧島山(新燃岳)では、27日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベル3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。
 御嶽山では、20日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。

【防災上の警戒事項等】

【火山情報】

2025年06月06日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 6月2日から6日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬から増減を繰り返しており、前10日間の地震回数は多い状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上20mまで上がりました。また、新燃岳西側斜面の割れ目では、噴気が最高で10mまで上がりました。
 
 新燃岳近傍の傾斜計では、特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 これらのことから引き続き、弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、9日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。