【火山情報】

2022年05月16日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月13日から16日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 南岳山頂火口では、昨日(15日)11時41分に噴火が発生し、噴煙が火口縁上1200mまで上がりました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 GNSS連続観測では、昨年(2021年)10月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びが認められていましたが、3月頃から停滞しています。
 
 桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量はやや多い状態で経過しています。これらのことから、現在噴火活動がみられている南岳山頂火口を中心に、噴火活動が活発化する可能性がありますので、今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  5月13日        1回  0回
    14日        3回  0回
    15日        3回  0回
    16日15時まで   0回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、20日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2022年05月16日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 5月13日から16日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震は、やや多い状態で経過しています。
 13日に、振幅の小さな継続時間の短い火山性微動が発生しました。新燃岳で火山性微動が発生したのは3月28日以来です。なお、この火山性微動に伴う傾斜変動は、認められませんでした。
 
 新燃岳西側斜面割れ目付近では、2022年2月に入り地熱域のわずかな拡大が認められるものの、その後の観測では新燃岳火口内及び西側斜面の割れ目付近の噴気及び地熱域の状況に特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、昨年(2021年)12月頃から、霧島山を挟む基線において、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 火山性地震がやや多い状態であり、火山活動が高まった状態となっています。今後の情報に注意してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、20日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2022年05月13日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 5月9日から13日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震は、やや多い状態で経過しており、10日に一時的な増加がありました。
 
 新燃岳西側斜面割れ目付近では、2022年2月に入り地熱域のわずかな拡大が認められるものの、その後の観測では新燃岳火口内及び西側斜面の割れ目付近の噴気及び地熱域の状況に特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、昨年(2021年)12月頃から、霧島山を挟む基線において、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 火山性地震がやや多い状態であり、火山活動が高まった状態となっています。今後の情報に注意してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、16日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2022年05月13日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月9日から13日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
  
 GNSS連続観測では、昨年(2021年)10月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びが認められていましたが、3月頃から停滞しています。
 
 桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量はやや多い状態で経過しています。これらのことから、現在噴火活動がみられている南岳山頂火口を中心に、噴火活動が活発化する可能性がありますので、今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  5月 9日        0回  0回
    10日        1回  0回
    11日        2回  0回
    12日        3回  0回
    13日15時まで   0回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、16日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2022年05月12日16時00分 発表

 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和4年4月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

【火山活動の状況】
 警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません(令和4年5月12日14時現在)。
 御嶽山では、18日に、想定火口の見直しに伴い噴火警戒レベルを改定し、火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を切り替えました。
 阿蘇山では、15日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。

【防災上の警戒事項等】

【火山情報】

2022年05月09日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 5月6日から9日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震がやや多い状態で経過しています。
 
 新燃岳西側斜面割れ目付近では、2022年2月に入り地熱域のわずかな拡大が認められるものの、その後の観測では新燃岳火口内及び西側斜面の割れ目付近の噴気及び地熱域の状況に特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、昨年(2021年)12月頃から、霧島山を挟む基線において、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 火山性地震がやや多い状態であり、火山活動が高まった状態となっています。今後の情報に注意してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、13日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2022年05月09日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月6日から9日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
  
 GNSS連続観測では、昨年(2021年)10月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びが認められていましたが、3月頃から停滞しています。
 
 桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量はやや多い状態で経過しています。これらのことから、現在噴火活動がみられている南岳山頂火口を中心に、噴火活動が活発化する可能性がありますので、今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  5月 6日        4回  0回
     7日        4回  0回
     8日        3回  0回
     9日15時まで   0回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、13日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2022年05月06日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 5月2日から6日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震がやや多い状態で経過しています。
 
 新燃岳西側斜面割れ目付近では、2022年2月に入り地熱域のわずかな拡大が認められるものの、その後の観測では新燃岳火口内及び西側斜面の割れ目付近の噴気及び地熱域の状況に特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、昨年(2021年)12月頃から、霧島山を挟む基線において、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 火山性地震がやや多い状態であり、火山活動が高まった状態となっています。今後の情報に注意してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、9日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2022年05月06日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 5月2日から6日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

【火山活動の状況】
 南岳山頂火口では、3日14時53分に噴火が発生し、噴煙が火口縁上1100mまで上がりました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 2日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり500トン(前回4月22日、500トン)とやや少ない状態でした。
 
 GNSS連続観測では、昨年(2021年)10月頃から、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びが認められています。
 
 桜島では、噴火活動は低調に経過していますが、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量はやや多い状態で経過しています。これらのことから、現在噴火活動がみられている南岳山頂火口を中心に、噴火活動が活発化する可能性がありますので、今後の火山情報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震  爆発
  5月 2日        1回  0回
     3日        0回  0回
     4日        0回  0回
     5日        0回  0回
     6日15時まで   2回  0回

【防災上の警戒事項等】
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、9日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2022年05月02日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 4月29日から5月2日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震がやや多い状態で経過しています。
 
 新燃岳西側斜面割れ目付近では、2022年2月に入り地熱域のわずかな拡大が認められるものの、その後の観測では新燃岳火口内及び西側斜面の割れ目付近の噴気及び地熱域の状況に特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、昨年(2021年)12月頃から、霧島山を挟む基線において、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 火山性地震がやや多い状態であり、火山活動が高まった状態となっています。今後の情報に注意してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、6日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。