【火山情報】

2024年02月08日16時00分 発表

 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和6年1月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

【火山活動の状況】
 警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません(令和6年2月8日14時現在)。
 諏訪之瀬島では、1月14日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました。また19日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。
 阿蘇山では、1月23日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。

【防災上の警戒事項等】

【火山情報】

2024年01月12日16時00分 発表

 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和5年12月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

【火山活動の状況】
 警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません(令和6年1月12日14時現在)。
 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)では、12月6日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。

【防災上の警戒事項等】

【火山情報】

2023年12月08日16時00分 発表

 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和5年11月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

【火山活動の状況】
 警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません(令和5年12月8日14時現在)。
 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)では、12月6日(期間外)に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。

【防災上の警戒事項等】

【火山情報】

2023年12月06日11時10分 発表

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 硫黄山火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました。

【火山活動の状況】
 GNSS連続観測では、硫黄山近傍の基線において、2023年5月頃から硫黄山の山体浅部における膨張と考えられるわずかな伸びが認められましたが、10月頃から鈍化し11月頃から停滞しています。
 硫黄山火口付近の火山性微動は、7月8日以降発生しておらず、硫黄山付近の浅いところを震源とする火山性地震は、少ない状態で経過しています。
 硫黄山周辺の傾斜計では、特段の変化はみられていません。
 11月20日から21日にかけて実施した現地調査においても、硫黄山の南側の噴気地帯及び西側500m付近の噴気や地熱域の状況に特段の変化は認められません。
 
 これらのことから、硫黄山火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと判断し、本日(6日)11時00分に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
 
 なお、硫黄山火口内では活発な噴気活動が継続しているため、引き続き注意が必要です。

【防災上の警戒事項等】
 現在活発な噴気活動がみられている硫黄山火口内、及び硫黄山の西側500mの噴気地帯から概ね100mの範囲では、熱水・熱泥等が飛散する可能性がありますので注意してください。また、火山ガスにも注意が必要です。地元自治体等が行う立ち入り規制に従うとともに、火口周辺や噴気孔の近くにはとどまらないでください。

 噴火警報の解除に伴い、今回の一連の火山の状況に関する解説情報の発表はこれで終了します。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【噴火警報】

2023年12月06日11時00分 発表

<霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)に噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意):警報解除を発表>
硫黄山火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました。
<噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引下げ>

【火山活動の状況及び予報警報事項】
GNSS連続観測では、硫黄山近傍の基線において、2023年5月頃から硫黄山の山体浅部における膨張と考えられるわずかな伸びが認められましたが、10月頃から鈍化し11月頃から停滞しています。
硫黄山火口付近の火山性微動は、7月8日以降発生しておらず、硫黄山付近の浅いところを震源とする火山性地震は、少ない状態で経過しています。
これらのことから、硫黄山火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと考えられます。

【対象市町村の防災対応等】
以下の市町村で、「火口周辺警報:火口周辺警戒」が解除されました
 宮崎県えびの市 鹿児島県霧島市

【防災上の警戒事項等】
現在活発な噴気活動がみられている硫黄山火口内、及び硫黄山の西側500mの噴気地帯から概ね100mの範囲では、熱水・熱泥等が飛散する可能性がありますので注意してください。また、火山ガスにも注意が必要です。地元自治体等が行う立ち入り規制に従うとともに、火口周辺や噴気孔の近くにはとどまらないでください。

【火山情報】

2023年12月04日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 11月27日から12月4日15時までの硫黄山の活動状況をお知らせします。硫黄山火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

【火山活動の状況】
 GNSS連続観測では、硫黄山近傍の一部の基線において、2023年5月頃から硫黄山の山体浅部における膨張を示すと考えられるわずかな伸びが継続していますが、10月頃から鈍化しています。
 
 硫黄山の南側の噴気地帯では、噴気が最高で300mまで上がるなど、活発な噴気活動が続いていますが、特段の変化は認められません。硫黄山の西側500m付近では、高さ20mの弱い噴気を観測しました。
 
 硫黄山付近の浅いところを震源とする火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 火山活動に低下傾向が認められますが、硫黄山火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 硫黄山火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、11日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年11月27日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 11月20日から27日15時までの硫黄山の活動状況をお知らせします。硫黄山では火山活動が高まった状態と考えられます。硫黄山火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

【火山活動の状況】
 GNSS連続観測では、硫黄山近傍の一部の基線において、2023年5月頃から硫黄山の山体浅部における膨張を示すと考えられるわずかな伸びが継続していますが、10月頃から鈍化しています。
 
 硫黄山の南側の噴気地帯では、噴気が最高で300mまで上がるなど、活発な噴気活動が続いています。硫黄山の西側500m付近では、高さ10mの弱い噴気を観測しました。
 
 20日から21日にかけて実施した現地調査では、硫黄山の南側の噴気地帯において活発な噴気活動を引き続き確認しました。硫黄山の南側の噴気孔では、湯だまりの中から高さ3m程度の土砂噴出が繰り返しみられました。硫黄山の火口南側斜面及び南側の噴気地帯の地熱域の状況に特段の変化は認められませんでした。また、硫黄山西側500m付近では、弱い噴気を引き続き確認しました。
 
 硫黄山付近の浅いところを震源とする火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 火山活動が高まった状態と考えられることから、硫黄山火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 硫黄山火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、12月4日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年11月20日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 11月13日から20日15時までの硫黄山の活動状況をお知らせします。硫黄山では火山活動が高まった状態と考えられます。硫黄山火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

【火山活動の状況】
 GNSS連続観測では、硫黄山近傍の一部の基線において、2023年5月頃から硫黄山の山体浅部における膨張を示すと考えられるわずかな伸びが継続していますが、10月頃から鈍化しています。
 
 硫黄山の南側の噴気地帯では、噴気が最高で300mまで上がるなど、活発な噴気活動が続いています。硫黄山の西側500m付近では、高さ10mの弱い噴気を観測しました。
 
 硫黄山付近の浅いところを震源とする火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 火山活動が高まった状態と考えられることから、硫黄山火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 硫黄山火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、27日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年11月13日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 11月6日から13日15時までの硫黄山の活動状況をお知らせします。硫黄山では火山活動が高まった状態と考えられます。硫黄山火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

【火山活動の状況】
 GNSS連続観測では、硫黄山近傍の一部の基線において、2023年5月頃から硫黄山の山体浅部における膨張を示すと考えられるわずかな伸びが継続しています。
 
 硫黄山の南側の噴気地帯では、噴気が最高で200mまで上がるなど、活発な噴気活動が続いています。硫黄山の西側500m付近では、高さ10mの弱い噴気を観測しました。
 
 硫黄山付近の浅いところを震源とする火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 火山活動が高まった状態と考えられることから、硫黄山火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。

【防災上の警戒事項等】
 硫黄山火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、20日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2023年11月09日16時00分 発表

 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和5年10月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

【火山活動の状況】
 警報・予報事項に変更のあった火山はありません(令和5年11月9日14時現在)。

【防災上の警戒事項等】