【噴火警報】

2019年04月05日11時00分 発表

<霧島山(新燃岳)に噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意):警報解除を発表>
新燃岳火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められなくなりました。
<噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引下げ>

【火山活動の状況及び予報警報事項】
新燃岳火口直下を震源とする火山性地震が、2019年2月25日から28日にかけて増加しましたが、3月2日以降は少ない状態が続いています。また、噴煙の状況や傾斜計の観測データに特段の変化はみられません。
2月26日以降、繰り返し実施した現地調査及び3月26日に実施した上空からの観測では、火口内及び西側斜面の割れ目付近の噴気や地熱域の状況及び火山ガス(二酸化硫黄)放出量に変化はみられませんでした。
これらのことから、新燃岳火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められなくなりました。

なお、定期的に発表していた火山の状況に関する解説情報は終了します。

【対象市町村の防災対応等】
以下の市町村で、「火口周辺警報:火口周辺警戒」が解除されました
 宮崎県小林市 鹿児島県霧島市

【防災上の警戒事項等】
活火山であることから、火口内及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
なお、これまでの噴火により登山道等が危険な状態となっている可能性があるため、引き続き地元自治体等が行う立入規制等に留意してください。

【噴火警報】

2019年02月25日14時00分 発表

<霧島山(新燃岳)に火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表>
新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
<噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引上げ>

【火山活動の状況及び予報警報事項】
新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震が増加しており、昨日(24日)3回、本日(25日)13時30分までに17回発生しています。
火山性微動は観測されていません。
これらの地震の増加に伴う地殻変動は認められませんが、GNSS連続観測では、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる基線の伸びは鈍化しているものの継続しています。 

今後、小規模な噴火が発生するおそれがあり、弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。

【対象市町村の防災対応等】
以下の市町村で、「火口周辺警報:火口周辺警戒」が発表されました
 宮崎県小林市 鹿児島県霧島市

【防災上の警戒事項等】
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。また、地元自治体等が発表する火山ガスの情報にも留意してください。

【噴火警報】

2019年01月18日11時00分 発表

<霧島山(新燃岳)に噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意):警報解除を発表>
新燃岳火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められなくなりました。
<噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引下げ>

【火山活動の状況及び予報警報事項】
新燃岳では2018年6月28日以降、噴火は観測されていません。
新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は2018年11月中旬頃から少なくなり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も少ない状態が続いています。傾斜計では山体膨張を示す変化は認められず、新燃岳の火山活動は低下しています。1月9日に実施した現地調査でも、火口内及び西側斜面の割れ目付近の噴気や熱異常域の状況に変化はみられませんでした。
これらのことから、新燃岳火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められなくなりました。

なお、定期的に発表していた火山の状況に関する解説情報は終了します。

【対象市町村の防災対応等】
以下の市町村で、「火口周辺警報:火口周辺警戒」が解除されました
 宮崎県小林市 鹿児島県霧島市

【防災上の警戒事項等】
活火山であることから、火口内及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
なお、これまでの噴火により登山道等が危険な状態となっている可能性があるため、引き続き地元自治体等が行う立入規制等に留意してください。