【火山情報】

2025年09月15日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 9月12日から15日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳火口では、今期間噴火は観測されていません。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の白色噴煙は、最高で火口縁上500mまで上がりました。新燃岳西側斜面の割れ目では、高さ20mの弱い噴気を観測しました。
 
 12日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり300トン(前回1日、400トン)とやや少ない状態でした。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、期間中は多い状態で経過しています。火山性微動は4日以降観測されていません。
 
 新燃岳周辺の傾斜計では、新燃岳の地下の膨張を示すような特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められていましたが、7月上旬頃からは停滞しています。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、19日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年09月12日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 9月8日から12日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳火口では、今期間噴火は観測されていません。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の白色噴煙は、最高で火口縁上300mまで上がりました。新燃岳西側斜面の割れ目では、高さ10m未満の弱い噴気を観測しました。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、期間中は多い状態で経過しています。火山性微動は4日以降観測されていません。
 
 新燃岳周辺の傾斜計では、新燃岳の地下の膨張を示すような特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められていましたが、7月上旬頃からは停滞しています。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、15日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年09月08日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 9月5日から8日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。噴火に伴う噴煙は、最高で火口縁上200mまで上がりました。新燃岳西側斜面の割れ目では、噴気が最高で10mまで上がりました。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、期間中は多い状態で経過しています。火山性微動は4日以降観測されていません。
 
 新燃岳周辺の傾斜計では、噴火に伴い、山体の収縮を示すと考えられる傾斜変動が観測されています。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められていましたが、7月上旬頃からは停滞しています。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、12日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年09月08日16時00分 発表

 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和7年8月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。

【火山活動の状況】
 警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません(令和7年9月8日14時現在)。
 口永良部島では、9月5日(期間外)に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。また火山現象に関する海上警報を解除しました。
 草津白根山(白根山(湯釜付近))では、8月4日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。

【防災上の警戒事項等】

【火山情報】

2025年09月05日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 9月1日から5日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳火口では、3日及び本日(5日)に噴火が発生しました。噴火に伴う噴煙は、最高で火口縁上2300mまで上がりました。新燃岳西側斜面の割れ目では、噴気は観測されていません。
 
 3日に実施した現地調査では、新燃岳の南西側で降灰を確認しました。鹿児島県霧島市牧園町の一部では、道路の白線が見えなくなるほどの多量の降灰を確認しました。小さな噴石は確認されませんでした。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、期間中は多い状態で経過しています。2日及び3日に火山性微動が発生しました。
 
 新燃岳周辺の傾斜計では、噴火に伴い、山体の収縮を示すと考えられる傾斜変動が観測されています。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められていましたが、7月上旬頃からは停滞しています。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、8日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年09月01日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 8月29日から9月1日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳火口では、期間中、断続的に噴火が観測されました。噴火に伴う有色噴煙は、最高で火口縁上900mまで上がりました。新燃岳西側斜面の割れ目では、噴気が最高で10mまで上がりました。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、期間中は概ね多い状態で経過しています。8月31日08時頃に継続時間の短い火山性微動が発生しました。
 
 新燃岳周辺の傾斜計では、新燃岳の地下の膨張を示すような特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められていましたが、7月上旬頃からは停滞しています。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、5日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年08月29日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 8月25日から29日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳火口では、昨日(28日)から本日(29日)にかけて噴火が発生しました。噴煙は最高で火口縁上5500mまで上がりました。新燃岳西側斜面の割れ目では、噴気が最高で100mまで上がりました。

 昨日、九州地方整備局の協力により実施した上空からの観測では、新燃岳から灰白色の噴煙が上がっているのを確認しましたが、火口内の状況は雲のため確認できませんでした。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、期間中は概ね多い状態で経過しています。火山性微動は、16日以降観測されていません。
 
 新燃岳周辺の傾斜計では、昨日04時53分の噴火に伴い山体の収縮を示すと考えられる傾斜変動が観測されています。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められていましたが、7月上旬頃からは停滞しています。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、9月1日(月)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年08月28日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 本日(28日)04時53分に、新燃岳で噴火が発生し、噴煙は最高で火口縁上5500mまで上がりました。鹿児島県及び宮崎県の一部で降灰がありました。

【火山活動の状況】
 本日(28日)04時53分に、新燃岳で噴火が発生しました。噴煙は最高で火口縁上5500mまで上がりました。噴火は14時50分に停止したもようです。
 新燃岳周辺の傾斜計では、この噴火に伴い山体の収縮を示すと考えられる傾斜変動が観測されています。
 
 本日実施した現地調査では、新燃岳の南側で降灰を確認しました。鹿児島県霧島市及び宮崎県都城市の一部では、道路の白線が見えにくくなるほどのやや多量の降灰を確認しました。小さな噴石は確認されませんでした。
 また、本日実施した聞き取りによる降灰調査では、鹿児島県霧島市、曽於市、鹿屋市、宮崎県都城市で降灰を確認しました。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、29日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年08月28日08時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 本日(28日)04時53分に新燃岳で噴火が発生し、噴煙は火口縁上5500mまで上がりました。

【火山活動の状況】
 本日(28日)04時53分に新燃岳で噴火が発生しました。噴煙は火口縁上5500mまで上がりました。噴火は08時現在も継続しています。
 この噴火に伴う大きな噴石の飛散や火砕流は観測されませんでした。
 なお、新燃岳で噴煙が火口縁上5000m以上に上がったのを確認したのは7月3日以来です。
 
 新燃岳周辺の傾斜計では、この噴火に伴い山体の収縮を示すと考えられる傾斜変動が観測されています。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、28日(木)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

【火山情報】

2025年08月25日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 8月22日から25日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【火山活動の状況】
 新燃岳火口では、今期間噴火は観測されていません。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の白色噴煙は、最高で火口縁上1300mまで上がりました。新燃岳西側斜面の割れ目では、噴気が最高で10mまで上がりました。
 
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、期間中は多い状態で経過しています。火山性微動は、16日以降観測されていません。
 
 新燃岳周辺の傾斜計では、新燃岳の地下の膨張を示すような特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、2025年3月頃から霧島山深部の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められていましたが、7月上旬頃からは停滞しています。
 
 新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、29日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。